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2014年04月29日
男子の本懐
ほら…はじまった。「リートはPFIだ」と言う証明です。昨日、遂に発表されましたね。ケネディクスと長谷工、三菱UFJ信託、LIXIL、損保ジャパン、新生銀行が共同でヘルスケアリートを創設しました。報道によれば1000億円規模だとか…。現在の日本は団塊の世代の退職期を迎え特養などの設備が不足し、慢性的な待機状態にあります。その状態を資金面で助けるのが「介護リート」の存在です。何故、ケネディクスの株価にPER100倍から200倍の好評価が生まれるか? それは潜在的な成長力が非常に大きいからです。介護リートだけでも年率30%以上の伸びが期待されるでしょう。
未だに安倍政権は、決定的な第三の矢の成長路線を打ち出せませんが、実は簡単なことなのです。カタルには何故、野村証券の社員が安倍政権に提案しないのか、良く分かりません。昔の野村幹部は政権と密接なパイプが存在しました。昨日、NHKで中小企業の賃上げのドキメンタリー番組をやっていましたが…驚きました。設備投資でプラスティックの射出成型機だと思うのですが、新規投資をすると、その機械代金がおよそ6000万円なのだそうで、今、申請をすると、そのうち半分が補助されると言うのです。本当かいな…。先日の旅館の防災、耐震工事の補助金額にも驚きましたが…、今回の3000万円の補助金にも驚きますね。これじゃ国が疲弊します。官僚は馬鹿ですね。世の中を動かすのは簡単です。例えば、この介護リートの分配金に対し、20%の配当課税がされますが、公共性を帯びるリートは、10%課税に軽減すればいいのですね。そうすると5%の配当なら0.5%が利回りアップされますから、かなり資金が集まりやすくなります。つまりこの部分はエクイティーで、後はメザニンを組み合わせ、シニアローンを応用すれば、今回は1000億円だそうですが、およそ5倍の5000億円規模の事業になり、充分に機能する筈です。1件の案件が25億だとすると、200件の特養建設が可能で、従業員が100人規模とすれば2万人の雇用が生まれますね。これが乗数効果です。付加価値がどんどん膨らみますね。
更に介護だけではなく、地方財政も破たん状態なのです。此処に戦後構築された老朽化する社会基盤は、待ったなしにタイムリミットがやってきます。水道管の破裂も多くなるでしょう。その為に、このような水道事業は安定的な収益が見込めますから、やがて水道リートも誕生しますね。このように多くの公共事業は、リートで資金が賄えます。だから「リートはPFIだ」と言うのです。
何故、カタルが「電子マネーの普及を法令化で一気に移行しろ」と述べているかと言えば、
振り込め詐欺などの犯罪や、脱税がなくなり、フェアな世の中になります。スマフォにはGPS機能が、確か、法令で組み込まれており、移動するためにスマフォ決済すれば、犯人の追跡が簡単にできますね。スマートコミュニティーの実現の第一歩は、キャッシュレス社会の構築です。監視カメラと組み合わせれば、犯罪は皆無になります。
カタルが、何故、よく準天頂型衛星の早期の4機体制の実現を述べるかと言えば…ジオフェンスの利用から様々なサービスが生まれるからです。探している住所の的確な案内から、産業ロボットの活用まで…正確な位置情報は大きな価値があります。例えば、現在、日本橋の高架の高速道路には、地中化計画がありますが、財政難から実行が遅れています。リートを活用し利用者の高速道路の通行から、更には日本橋周辺のエリア消費税も考えられます。恩恵を受ける日本橋地区の売上全般に、薄く1%程度の消費税を追加徴収するわけです。いちいち手作業では、この業務は膨大になりますが、GPS機能があるキャッシュレス社会なら、日本橋地区で決済するたびに、1%の日本橋付加消費税を徴収できますね。これで建設費を賄えばいいのです。このようなケースなら時限型のリートも有効に活用できますね。税金などは必要ありません。様々なリートの存在が考えられます。
国には膨大な借金がありますが、バランスシート上は、同時に相手方に資産を保有しています。港湾設備や空港など…道路もそうだし…山林もあります。それら資産をリートに売却し使用料を払えば、あっという間に、国債は償還されます。そうしてPFI絡みのリートを通じて、国の借金の国債は、民間資金のリートに置き換わりますね。安定した収益が見込める事業は、全てリートに変化します。都心の図書館も利用者負担にすればいいのです。そうすれば図書館の空中権を、最寄りの民間会社に売却し僅かな利用料で自治体の借金は大幅に減りますね。官庁街の再開発も進みますね。資金は心配いりません。何しろ1600兆円もの個人金融資金が1%で眠っています。このような考え方を応用すると、ケネディクスの需要は無限に膨らみ、高収益会社に変貌しますね。だからPER100倍から200倍で評価できるのです。カタルが述べている「リートはPFIだ」と言う事はこういう事ですね。
安倍政権は、このような信用創造を実現しお金を動かせば、財政負担が減り発行国債を減らす事が出来ます。やがてグローバル基準に見合う水準まで、資金を政府資金から民間に移転させる事ができるのです。資金移動は、先ほど述べた公共性を帯びるリートの軽減税制で、いくらでも資金は集まりますね。スマートコミュニティーに簡単に移行できますね。
先ほどの日本橋周辺の高速道路の地中化でも、箱崎周辺はいつも渋滞の温床になっていますから、IVIを使った自動運転に切り替えれば良いですね。その移行期として、最初は音声ナビガイドを当面は活用します。WiFi通信は必要になり、007は活躍できますね。高速道路の建設にあたり、日本橋周辺の駐車場も整備し自動案内すれば、効率化でき街も活性化します。ジオフェンス機能を使いスマフォは、様々な案内機能を発揮しますね。準天頂型衛星の完備が、様々なサービスを生み、広告収入などの収益化が考えられます。便利ですね。スマフォに音声で希望を伝えると、スマフォが最適化の店に案内したり、病院なら予約までしてくれる社会です。
今日は昨日発表された、ケネディクスの介護リートから、カタルが、ただの眉唾でケネディクスの4000円から1万円相場を目指している訳ではないと言う背景に、少し触れました。僕が野村証券の常務なら、安倍政権を動かし、公共性を帯びるリートの軽減税率を働きかけ、国の資産の証券化を実現しますね。国の1000兆円の借金は、民間資金に置き換わります。国債からリートへの資金移動が起こります。補助金行政しか考えられない官僚の能力を疑う次第です。
国はカーボンナノチューブを利用した宇宙エレベーターの開発など…あるいは量子コンピュータの開発とか…。目先、収益化が見込めない事業だけに、関与を絞るべきですね。現在、行っている多くの事業は、民間の活力に任せるべきなのです。革新機構や金融庁を使い、民間の金融力を劣化させるより、民営の力を引き出すべきですね。それこそ金融庁の国家権力を使い公共リート(PFIリート)を購入させればいいのです。
色んなケースが生まれますよ。国会図書館には膨大な情報が眠っており、活用されていませんね。既に電子化が進んでおり、全ての日本国民が利用できるようにすべきです。そうして利用料を安く、1件当たり100円とか、1日100円とかで、サービス提供すれば一気に普及しますね。そうすれば収益化も図れます。国会図書館の民営化などは、高額リートに変貌します。おそらく1000億円でも買い手は居るでしょう。版権があるなら、もっと高額になりますね。部分売却でも良いのです。JRやJTのように…。最初は国が半分持ち、市場原理で売り出すとか…。いくらでも考えられますね。
安倍政権の第三の矢は簡単に実現でき、この現象は世界が認めますから、やがて日本株は現在の10倍以上に評価されますね。その第一歩がケネディクスの1万円、その為に野村証券は大口顧客に現物を沈め、全ての投信に保有させ、ケネディクスに働きかけ、今度は地方財政とのパイプの橋渡しをします。地方の財政は破たんしており、その地方債をリートに置き換えるだけで、膨大な手数料収入が得られ、尚且つ、社会から感謝されますね。
サービスは官から民に移り、利用者も質の向上から満足感が増します。このような事を繰り返す事で、公共事業には採算が重視され、効率が求められ優先順位が決まっていく、市場経済化に沿った社会構成に変化します。そうすると市場原理で、全てが決まり効率化されスピードアップが実現します。だから日本株は遅れていた分を、一気に取り戻し、日経平均株価は10万円を目指しますね。ほら夢ではないですね。カタルの構想を野村の社員は…首相官邸のスタッフは…安倍さんの後援会の人は…それぞれ働きかけてください。
金融はアイディア次第で、無限の収益を生むのです。さて近未来社会の展望の夢を語りましたから…これからダルビッシュですね。昨日のマー君は、良い内容でした。ただ5四死球は頂けません。でもやはり彼は「ツキ」がありますね。何しろ、あの決勝点は、パスボールにワイルドピッチが、連続で続くなんて…。神様の裁量は面白いものですね。果たしてケネディクスの相場に、そのような神様の裁量が働くかどうか…。資質はあるのですが…実際に実現するかどうかは、仕掛け人の存在も重要ですからね。カタルなら、とっくに仕手戦に持ち込んでいますが…。先が見え過ぎるのも…罪なことです。
日経新聞はこのようなカタルの構想を報道することにより、社会が変化するのですね。日経の編集長は国家論の意識を持ちながら記事を編集しなくてはなりません。スクープなどの次元の低い意識では国は疲弊するばかり。自分の立場を最大限に利用してこそ、男子の本懐です。
投稿者 kataru : 09:07
2014年04月27日
農業の課題
今日の日経新聞を読むと…問題視していた記事が登場しています。3面のTPPの記事ですね。「進む高齢化」となっていますが、問題点を指摘する視線が欠けていますね。この程度のレポートなら素人のレベルです。カタルが不思議なのは…、何故、就業年齢が65.8歳(2010年調べ)になり、5年ごとにおよそ2歳程度上昇していますから、現在はおそらく67歳程度でしょう。農林水産省も、JAもどういう仕事をしてきたか…と言う疑問ですね。確かに我々の生活でこれまで食糧難はありませんから、組織が機能しているかと言えば…合格点との評価を下す人も居るでしょうが…、やはりTPP交渉などを見ると納得できませんね。基本的に関税などをなくし、自由な貿易で勝てる強い組織を創り上げるべきです。調べてみると、24年度の農林水産関係予算は、復興予算を含め2兆3284億円だと言います。復興予算を除くと2兆1727億円ですね。
農地改良などの公共事業関係費が4896億円使われ、非公共事業が1兆6831億円、この非公共事業で食料安定供給関係費が1兆1041億円で、一般農政費は5790億円です。この内訳を別の視点で見ると、農業関係は1兆7190億円で、林業は2608億円、水産業は林業より少なく1832億円なのですね。林業の方が水産業より多いのは感覚的に不思議です。あとは農山漁村活性化交付金で96億円です。
ここで興味深いのは、就業年齢を意識して若者を雇用すると、補助金が年間一人150万円支給されることです。だいたい一月辺り10万円が、政府から補助されます。現状は利用者が1万人程度いる模様です。農林水産省は45歳以下と要求しましたが、財務省は39歳を主張しており、結局、折衝過程で45歳に落ち着いたようです。もし株式会社の農業参入への規制が完全に撤廃されると、カゴメや山崎パンなど、多くの食品企業が参入し効率化されるはずです。ワタミなどは熱心な企業です。
カタルが理解できないのは…何故、気候や立地に恵まれた日本で、グローバル競争をして一人あたりのGDP水準が高い米国に、競争で負けるのでしょう。大規模化のスケールメリットがよく弊害として指摘されます。戦後、GEQによる農地解放が、歪なひずみを生んだ原因なのかどうか…。兎も角、廃れ往く農業を見れば、予算の使い方や農地法などの法律がおかしいのでしょう。オランダのような小国でも、EUでは競争に勝ち残っていますね。オランダはハイテク農業の先進国です。日本は準天頂衛星を打ち上げる能力も予算もあります。もしこれを4機体制にし、コマツやクボタなどの技術を応用すれば、24時間体制で、機械が農地を整備し、気象衛星の活用など…情報のクラウド化を進めれば、一気に効率的な世界最先端の農業に移行できますね。カタルが述べているスマート・コミュニティーへの移行です。
007がスカイリーネットワークス社と業務提携を発表したことは、経産省の政策に乗るもので…過去に補助金を受けている実績からして、おそらく恩恵を受けますね。東電は既にスマートメーターを活用し始めています。更に新築マンションには目玉が必要でスマートグリッドの導入は、購買意欲を刺激ますね。エナリスなども関連企業です。HEMSの活用は不可欠なのですね。スマート・コミュニティーの事になると、直ぐに007を連想しちゃいます。折角だから、最近のテクニカル分析のグラフの載せておきましょう。いくつかの指標は変化を示しています。5ABと言うのは新しく開発した指標でアポロバーと命名しました。基本は陽線比率です。寄り付きより引けが高いと陽線になりますね。その割合が高くなるとプラスに変化します。

単純出来高推移とσ出来高が載っていますが、σ出来高は以前開発しボツになりそうなのですが…基本的に単純出来高推移だけでは比較が出来ないので、標準偏差の概念を出来高変化に組み込んだものですね。つまりご覧のように水面下では、14日間移動平均、つまり5日間ABの変化を、14日間の移動平均にした赤い線は、緩やかな投資家心理の改善を示しています。調整が一巡し始めていますね。最近はプラス圏です。ここで重要なのはタイミングなので、出来高の変化に目を向けます。だからσ出来高の上昇は面白い変化です。しかし実際の株価は下げていますから、このエネルギーが潜在的に貯まっているのでしょう。類似するかどうかわかりませんが…最近、株価が急上昇したアイフルの3月下旬の動向に007の最近の動向は、何故か似ています。ケネディクスは、よりハッキリと変化が感じられますね。まぁ、まだデータを集めている最中で検証も不十分ですが…。馬鹿は馬鹿なりに努力をしている訳です。
投稿者 kataru : 11:28
2014年04月20日
ピンチはチャンス
昨日は利益の質をテーマにレポートを書こうとしましたが、失敗しました。でも、とても重要なのですね。一株利益が10円の会社が、同じ10円なのに株価は100円であったり、300円であったり、ともすると1000円であったりします。最近で時代革命期にあたり、最近は2000円の評価が生まれることがあります。この背景を探るレポートをNYヤンキースの黒田君を引き合いに出し、解説しようと…先ほどまで考えていました。昨日の黒田君は、4点のリードを貰いましたが、4-3のリードで降板しました。昨年は1点で完全に抑えていたのに、味方の援軍もなく負けていた黒田君。相変わらず、ツキがないですね。彼は努力で、今の地位まで来たピッチャーです。あまり良く知りませんが、NHKの特集番組で知ったのです。あの番組を観て、カタルは彼を好きになりましたね。努力に努力を重ね、ようやく手にした一流領域の切符なのです。しかし同じ一流でも、差は歴然としています。ダルビッシュは三振を取れますからね。マー君は不調でも、運が味方をします。この差は何処で生まれるのでしょう。
株価と野球では少し意味合いが違いますが…市場原理は、どの世界でも一緒なのですね。米国が優れているのは、常に自らが切磋琢磨し、ハードルを上げるのですね。ところが日本村は、自らの組織を守るために弊害を創るのです。JAを見れば分かります。自民党組織が最近は徐々に、昔に戻り始めていますね。TPP交渉を見ると反吐が出ます。一方、銀行の自己資本比率規制問題、世界はグローバル時代を迎え、BIS規制〈銀行の自己資本規制〉からIAS(国際会計基準)とグローバルに流れています。BISは、バーゼル3が今の国際基準ですが、米国では、さらに厳しいボルガールールを…。最近は、FRBがこの流れを引き継いでいますね。その為に、先日、みずほは劣後債を募集していました。劣後債は返済条件が緩く、自己資本に認められました。本当は普通株式だけにすべきなのですが…EUが問題なのですね。大きく遅れています。
しかし不良債権の認識基準などは、実に曖昧です。査定する人間にとって健全債権に見えるものが、人が変わると不良債権に認定します。しかし経済状態やその後の支援により、いくらでも健全債権に変わりますね。ギリシャやポルトガルを見れば分かります。ダヴィンチを、あの時に追い出さず、今の時代変化の環境では、既に健全なグループですね。運がない黒田君のようですね。ケネディクスを見れば、分かりますね。僅かな差が認識の違いを生み、PERの評価を変えます。一株利益の生まれている背景が…PERの変化を生み、企業の成長段階が…時代の流れが…景気循環が…国の政策環境が…すべてに於いて、PERの評価が総合的に変わります。今日はヒントだけに留めます。
実はもう一つのテーマ、黒田日銀総裁の異次元緩和は、確実に効いていると言うレポートを書きたかったのです。僕は不満なのですが…。異次元緩和は時間の経過で確実の効果を生むのですね。その意味を再認識しないと、相場が理解できないのです。その為に詳しい背景のデータを集めようとしましたが…なかなか見つからなかったのです。金融庁にある筈ですが…公開されてないようなのですね。ひとつひとつ決算書から調べる方法もありますが…これは時間が掛かり過ぎてパスです。だからカタルの裏付けのない認識と言う事で話を進めます。
今回はレポートのスペースもありますから、一つの事例に絞り話を進めます。2010年10月に白川さんは包括的金融政策を実施しました。日銀自らが流動性の罠を抜け出すために…国債買い入れと共に、株式のETFと不動産であるリートの買い入れを発表したのです。過去、中央銀行が自ら、危険資産である株や土地を買った事例などありませんね。それほど強烈なアナウンスメント効果の筈ですが、市場は長いデフレ環境に慣れ、不感症になっていました。実は2012年秋の段階で、既にマネタリーベースは伸び始め、黒田さんの異次元緩和を待つまでもなく、相場は発射準備を完了させていたのですね。そこにメディアを中心に、強烈な異次元緩和効果の宣伝が効き、相場が動きました。決して、黒田さんの異次元緩和だけが、効いたわけではないのです。その下準備が水面下で進んでいたのですね。この事は個別の株式評価にも言えますよ。良く材料を切っ掛けに株価が大きく動き出しますが…その下準備は、事前に出来ているケースが多いのですね。既に時期は来ていたのです。
さて異次元緩和は効いている。…の話です。確かに相場は昨年5月から調整を続け、既に1年になります。日経平均株価は52週線を維持できるかどうか…、既に割れている株もたくさんあります。通常は26週ですが…それぞれの移動平均線は、今の株価に収斂しています。何かを…待っていますね。さて異次元緩和は効いている実例の話を展開しますね。
昨年、5月。ブルームバーグは「京都銀行や横浜銀行がJリート投資を背極化、国債より高利回り」との記事を提供しています。国債金利は1%を割り、しかも日銀が買っている為に、在庫がどんどん、なくなっています。今では値付けが困難なほど、市場の流動性が失われています。この資金の受け皿として貸し出しを促していますが…日銀と金融庁は喧嘩状態です。口では方針転換と言いながら…、金融庁はみずほのやくざ融資を梃子に、頭取の首を取りましたね。子会社の不祥事を種に、親会社を強請ったように見えます。金融庁の天下りポストを、更に要求したのでしょうか…。JAと同じ日本村論理を疑いますね。あくまでカタルの推測です。カタルが上京した頃…銀行は子会社の信託会社や信販会社を通じて、地上げ屋に資金提供していました。先日、話題にした虫食いの鉄砲洲の遊休地のマンション建設などの資金は、大元を辿ると…大手銀行に繋がっています。
バブル期の話ですからね。その前か…。カタルの友達のよっちゃん達のグループが、日本航空を仕手戦に持ち込みました。その時に雑誌などは、海外資金の関与など…と嘘の報道をよくしますが、実態は国内の信販会社、まだそのファイナンス会社は存在するので、実名はまずいから…○○ファイナンスにしますね。そこから数十億円のお金を引っ張っていました。ところが当時の日本航空は、親方の支配下です。ある大物政治家が…「日本航空をおもちゃにするとは…どうしたことか」と…激怒し、おそらく背景には日本航空からの要請ですね。それで政治家が動き、仕手グループの資金提供者を調べ、圧力をかけてきました。そうしたら…その○○ファイナンスの部長は、申し訳なさそうに…よっちゃんに弁明し…融資の約束があったのにも拘らず、その融資を断わってきました。かくして、その仕手戦は終わりを迎えました。これは実話です。もっとも、よっちゃんからの伝聞でカタルの実践ではありませんが…彼は嘘をつくような人間ではありませんからね。おそらく本当の話です。
だから土地を纏める為に、やくざ絡みの融資は当たり前なのですね。やくざと言うのは商売になれば…合法スレスレの行為で商売を進めます。それをたかが100万程度の融資に金融庁さまが、目くじら立てて…親会社の親分の首を取るのです。消えたUFJと同じです。このような積み重ねがデフレを生んでいきます。バブルとはある程度の行き過ぎを容認する事です。社会に「遊び」を創るのですね。車のハンドルと同じです。もともと踊る人間は、ある程度は抜けています。完ぺきではないから面白いのです。相撲界の朝青龍のような存在ですね。清貧思想ばかりでは、人間は疲れるばかり…。ライブドアは潰れ、オリンパスは、何故、生きるの? おかしな論法ですね。日本村の行き過ぎですよ。バブル期のリクルートも、カタルは理解に苦しみました。ライブドアもそうです。ダヴィンチもそうですね。
何も画一化を…そこまで強要しなくても、良いじゃないかと考えますね。カタルはね。意見は色々あるでしょう。清貧思想を崇める人も居るでしょう。でも僕は、やり過ぎだと考えています。だから「流動性の罠」に陥り、正常な「金利裁定」観念が、市場で働かないのです。こんな事を続けるから、三菱UFJの株価が、いつまでも割安のままなのですね。この基準であるものさしを、三菱UFJが4桁を回復するまで戻さねば、日本は世界競争に勝てませんね。小さな害にならない程度の小者まで、大物の金融庁が出しゃばり、取り締まることはないのです。せいぜい、みずほの問題は、口頭注意喚起、この程度が相応しい事案ですね。だいたいトップに人が居ないから、大岡裁定が機能しないのですね。日本村の良さが消え、悪い面ばかりが表面化しています。TPP交渉も同じ土壌です。65.8歳の農業に、明日があるとは思えませんね。クボタが負けオランダが勝つなんて…農業国家の自負は、何処に消えたのでしょう。
さて話を戻さねば…。行き場を失った資金は、国債からリートに流れています。今の所、金融庁はこの手段を容認しています。なにしろ中央銀行は買い入れているから、危険資産だからと…咎めるわけに行きませんね。しかし先ほどの米国のボルガールールが間接的に影響を与えますね。でも地銀は大丈夫です。リートの利回りが1%下がると、おそらく数十兆円単位の経済効果が生まれるのでしょう。誰かが検証する必要があります。当たり前ですね。最近はこのリートを通じて、日本の不動産価格が上がり始めています。徐々に異次元緩和効果が、信用創造に繋がり、信用乗数効果を上げていますね。お金が回り始めています。この回転速度が鈍いから…ケネディクスの株価は52週線を維持できず、時間調整を強いられたのですね。でも冷酒のように効いていますね。三菱地所が不動産の評価損を計上し利益を隠したのです。今の不動産業界のトップがこの状態ですね。PER100倍が妥当なのでしょう。夜明け前の状態なのでしょうね。
少し難しいですか…相当の知識がないと、理解できないかな? かなりカタルは噛み砕いて解説しましたね。世の中に起っている現象を組み合わせ、現在の経済状態のスピードを観察しているのですね。今は何処に位置しているか…。この認識が独りよがりになると…先走り過ぎて、追証などの失敗に追い込まれます。ヘッジファンドは、この時間差を争っているのですね。だから彼らは間違っていると思うと…。「モメンタム株」の調整を演じます。この検討は先週でしたね。心配して背景を探ったのは…。まさにピンチは、チャンスなのでしょう。
投稿者 kataru : 09:02
2014年04月13日
NY株下落の要因
昨日からNY市場の下げの原因を探ろうとしていますが、本日の日経新聞にも続報が載っていますね。「モメンタム株」と言う表現は、カタルの現役時代にあったのかどうか…。カタルは「人気株」と呼んでいましたが、どうも株価変動率が高い、市場の人気株を表すようです。つまり昨年カタルが批判した新興御三家銘柄の「エナリス」「アドウェイズ」「コロプラ」などの株の総称ですね。最近では「日本通信」のような銘柄を示すのでしょう。時代のより変化するのですね。このような人気株は、昔からありましたが…最近は「モメンタム株」と呼ぶようです。物理の世界では、運動量や推進力を示す表現だとか…。つまり背景の業績動向はお構いなし。要するにネット・トレーダー達、「ご用達銘柄」です。手数料が安くなり、高速取引が盛んになり、売買が集中しやすい銘柄なのでしょう。
丁度、同じようなことを考えていました。この日経新聞のモメンタム株と言う表現の記事をみて、最近のNY株安の動きも理解できるように思います。実はカタルの原稿を読み返すと…(カタルの原稿のみの検索は、トップページから出来るようになっています。)カタルもこの検索を良く使いますね。理由は、頭が悪いから…いつの記事だったか? 思い出せないのですね。東大法学部卒なら必要な記憶は瞬時に出てくるのでしょうが…。本当ですよ。現役官僚と話をすると、キャリア組の記憶力には舌を巻きます。凡人との違いは明らかです。馬鹿は馬鹿なりに努力をしないと、金融の世界ではいつも劣等生ですからね。何しろノーベル賞学者が敗北する世界です。
昔は…古くてごめんね。でも経済論理は不変です。経済の活性化のためには、先ずは金融力なのですね。故に昔は、金利を上下させる金融政策が重視されてきたのです。金利は全ての経済活動に影響を及ぼす「負担金」を決めるからですね。カタルが原発政策を批判したのは、この金利負担金に匹敵する「電力料金」を左右させる問題だったからですね。すべての産業に、電力も影響を及ぼすのです。今はどうか分かりませんが、韓国はこの電力料金を税金で負担し、企業誘致を長く実施していました。だからサムソンが誕生できたとも言えます。半導体に対する設備投資の税金負担も、日本に比べ軽いのです。何しろ半導体は巨大な設備投資を必要とします。減価償却費の考え方は重要ですね。台湾や韓国に負けた日本は条件が不利だったのです。話しが逸れるので…戻さないとなりません。今日の趣旨は、米国株下落の背景を探る続編だからですね。昨日はFRBによる金融強化論、7兆円の自己資本負担の話を登場させました。
今日はモメンタム株の話ですね。代表事例としてSNS株やネット株の下落が記事に取り上げられています。昔から、金融相場と業績相場と言う言葉があります。つまり金融政策や財政政策(公共事業投資など)により、景気を刺激すると企業活動が活発になり業績が向上しますね。前者を金融相場と呼び、後者を業績相場と呼びますが…。これは基本的な現象です。「金融相場、業績相場、逆金融相場、逆業績相場」の4つのパターン、経済の「春夏秋冬」があるとされます。ところが…時々、100年、いや200年かな? つまり非常に長い景気循環において、技術革新が起ります。古くは産業革命、蒸気機関の発明により鉄道が生まれ、飛躍的に人類は進化してきました。
最近はネット革命により進化していますね。アラブの春と呼ばれる構造変化を世界にもたらしています。2010年12月18日に起ったチュニジアの民主化要求の暴動が発端にされていますが、この背景はインターネットであり、モバイル端末の進化で民衆の心が解放されたのですね。他の世界を知ったから、自分達の世界がおかしいと気づき…暴動に発展したのです。日本の55年体制崩壊なども同じ流れにあります。中国はネット規制をしていますね。情報をコントロールしています。日本人はこの感覚が疎いですからね。何しろ、考えないイワシ民族です。画一化教育の良い面が存在しますね。協調性が問われる日本村社会構造です。空気が読めない…と話題になるくらいです。
さて話を戻しましょう。このモメンタム株(人気株)が大きく下落し始めており、株の損失が膨らんでいると言います。日本と同じ構造です。日本もカタルが仕掛けているケネディクス、007も高値から見て半値以下ですね。他の株も、みんなそうですよ。日本通信も企業業績向上の背景はありますが、買われ過ぎであり何れ同じ目に遭います。しかしモメンタム株(人気株)を追うネット・トレーダー達にとって…銘柄など何でもいいのです。要するに、彼らにとって大切なのは、勢いよく動く相場、そのものが対象なのですね。企業業績の背景など関係ないのです。高速売買が問題にされており、間もなく、この動きに規制を賭ける話が、米国で起きているようです。NY株の大幅下落の背景は、この辺りにあるのかも知れませんね。
超金融緩和のQEシリーズ、異次元緩和など…世界の中央銀行は歴史的な規模でお金をばら撒いていますが…労働力のひっ迫を生むような状態になっていません。理由は明白です。新興国の躍進ですね。新たな生産エンジンを、世界は持ったからですね。カタルがよく話題にするTSMCなどのEMSの誕生です。カタルはこの動きから、早くからファブレスメーカーのザインエレクに注目しましたが、期待通りになりませんでした。007の発想も、実はこの辺りに原点があります。時代は組立ソフトだと考えています。村田と言う日本のTSMCと組み飛躍できるはずです。アップルのように…は大げさか。
中国もシャドーバンキングからPM2.5と…日本と同じような道を歩んでいますね。内需振興が求められていますが、国内資本投資の矛盾が噴き出ています。無駄な公共事業と揶揄された日本と同じ構造です。加工貿易の行きつく先ですね。ここにSNSなど…グーグルやアップルは新たな展開に入り、自走式車の開発、つまり「IVI」の開発に取り組んでいます。007は、ほんの一部分ですが、関与していますね。QBやWiFi分野で村田やルネサスと共同で…。
おそらく谷なのですね。FRBによる金融緩和の勢いが切れ、麻薬が切れるので希望と言う期待値が下がったのでしょう。日本でもナノキャリアは安値を更新し続けています。カタルは007の反省から、J・TECを採り上げていますが、3Dマトリックスでも同じことです。バイオと言う夢の成長分野の期待値が下がっているのです。故に金融相場から業績相場に移行する信頼感が欠けているのです。技術革新の波と相場との戦いで、時間軸が横ずれしている現象なのでしょう。昨日グラフで解説していますね。007のように…。
本来、新規産業が利益を上げられるようになるまで…。金融支援を続け希望の灯を消しては駄目なのですね。昔のエリートは、炭鉱に向かいました。帝大出の優秀な学生は、三井炭鉱に就職したものです。時代がドンドン変化し、最近はグーグルなどの新興産業界は、人気の的になっています。パナソニックやソニーではなく、DeNAやヤフーなど…なのでしょう。必須のアイテムは、プログラミング能力と豊かな発想力ですね。奇抜なアイディアを武器にする時代になっています。その為にアップルやグーグルは、産声を上げたばかりの赤字企業でも、多額の金額を惜しみもなしに使っています。人々は物より時間を埋める産業にお金を使うようになっています。文化の香りを、どうやって醸し出すか…。人々を魅了する付加価値を、情報と言う時間空間で、どうやって生み出すか…。PERの論理も変化していますね。何しろ時間的な広がりと伝達速度が格段に違います。昔はユーザー数を獲得するのに、10年、30年と掛かりましたが…、最近は3年程度で…LINEなど見れば分かるように…あっという間に5億の単位です。パナソニックの愛用者は何人いますか? ソニーの愛用者は何人?
LINEのユーザー数は、あっという間に広がりますが…、魅力溢れるコンテンツを提供し続けられなければ…あっという間に転落するでしょう。グリーのように…パズドラのガンホーも、いずれ低位株の仲間入りの日は近いでしょう。利益の信頼性が非常に低いのです。ソフトバンクの急落に驚きましたが…僕は日本通信の相場を買って、ソフトバンクを空売りする、総務省論理か…と思っていましたが、米国発のモメンタム株の側面が強いのですね。相場の解釈に迷っていましたが、これである意味で、納得です。モメンタム投資か…。この連中は、変身が早いですからね。新しいおもちゃを与えればいいのです。ケネディクスは貸借銘柄でありチャンスですね。この解釈なら、相場に対する過度の懸念は必要ないですね。単なる相場の谷なのでしょう。
カタルは1990年の相場を、度々引き合いに出しています。苦労して株価グラフの比較を作りました。僕の知識では…これ止まりですね。エクセルも難しい。時間の経過は4月中旬にも本格的な上昇期を迎えますが…。チャートの形は8月時点のようにも見えます。8月の時間軸なら、今週にも結果は分かりますね。しかし今週前半、頑張るようなら…5月に向け株価は上がるのでしょう。通常は上昇の確率が高いと思われますが…果たして、実際の動きはどうなるのでしょう。

投稿者 kataru : 11:51
2014年04月06日
方向性
昨日は日銀の物価目標の意味を、少し解説しました。消費増税は2%ではなく3%なので昨日の原稿は変える必要があるでしょうが…まぁ、良いでしょう。要するに…豊かさとは何か?と言う問題ですね。日本に漂う閉塞感は、色んな複合的な理由から発生しています。カタルはこのように考えています。日本と言う国は、村社会の為に皆が納得する落とし処を求め政策が実行されてきました。正しい選択より日本社会の合意が優先されます。戦後の高度成長時代は、それで良かったのです。大蔵省は外貨が不足するときに、社会基盤づくりに力点を置き経済成長を加速させました。電力債や割引債などの考え方は、少ない資金を効率的に運用していました。100点満点の政策運営でした。
1964年の東京オリンピックの時を見れば分かりますね。地方から出稼ぎ労働者を集め、重点的に東京と言う都市の社会基盤づくりを加速させ…、首都高速を始め新幹線を開業させましたね。まさに国家総動員で日本の社会基盤づくりに邁進したのです。この投資が効率化社会を加速させ、日本の近代化に役立ったのです。昔は地方から上京するのに大変な時間が掛かりましたが…鉄道などの社会基盤が整備され、効率化社会が築け「ものづくり」が活きたので、世界競争に勝てたのですね。
いつしか…このような固定資本形成中心の戦略論は、経済成長の足かせになります。田中角栄の全盛期を過ぎる辺り…が分岐点だったのでしょう。この為に日本独自価格が形成され始めます。(内外価格差の発生)奇しくも田中角栄が脳梗塞に倒れるのは1985年2月です。2月7日には竹下登が創政会を立ち上げ、この影響か…角栄は2月27日、病に倒れるのです。そうしてプラザ合意が、この年1985年の9月22日ですね。世界はグローバル化に流れ、TSMC(台湾積体電路製造)が誕生するのが1987年です。1989年にベルリンの壁が崩壊し東西冷戦が終結。一気に市場原理が認められグローバル化が加速します。世界はファブレス企業の国際分業時代に入ります。しかし日本はNECのように選択を間違えましたね。半導体の歴史を見れば分かります。村論理に溺れたのです。その結果、デフレ環境の失われや時代が継続します。この内外価格差を逆手に取った企業がユニクロです。

ここで米国と日本の名目GDPの成長率の比較をしておきましょう。グラフの差は名目GDPと実質GDPの差も掲げました。この名目と実質のGDPの差の違いの意味は、「希望度」の違いです。明日は良くなるアメリカンドリームと、出る杭は打たれる日本村との違いですね。基本的に、失われた時代は米国に負け続けています。この理由はグローバル化への対応が上手く出来なかったのですね。エルピーダの歴史を見れば分かります。半導体産業の歴史は、日本村社会の好事例です。ベルリンの壁崩壊の本当の意味を、政策官僚も理解してなかったのでしょう。しかし2009年に日産は大衆車のマーチをタイに生産移管しています。三菱UFJはユニオンバンカルの投資に続き、2013年にタイのアユタヤ銀行を買収、ソフトバンクのスプリントに、サントリーのビーム社など…の現象も、ある意味で遅れていた時代の改善かも知れません。
基本的に、失われた時代の改善が始まっています。象徴的な現象として、カタルは良く、2010年10月に実施した日銀の包括的金融政策の実施を事例に掲げています。デフレの根幹である「土地」や「株式」の価値改善に踏み込んだ姿勢転換だからです。しかし余りにポーズだけと言うか…。自分達の政策に対し自信がない表れと言うか…。僅かな金額のマスターベーションなのですね。故に、なかなか明確な立ち上がりが実体経済で見えなかったのです。その為に企業は積み上がるキャッシュポジションを、投資に振り向けませんね。シャープに減損会計適用を迫る金融庁の態度は驚きでした。故に信用乗数効果は落ちるのです。その為に日銀は異次元緩和に踏み切ります。最近ようやく、確実な円の劣化を視野に置く、ソフトバンクなどの行動が見られるようになってきました。
でも…何故、株価はもっと力強く上がらないのでしょう。現状は52週線を挟む展開で、明らかに腰折れとまで行きませんが、中だるみ現象が起きています。東京オリンピックの頃は道路や鉄道の社会基盤に重点的な投資が起きました。しかし今は、これらの社会基盤の更新需要はありますが、新規の社会基盤投資は効率的なお金の使い方かどうか…。そこで登場するのが、LTEなどのブロードバンドを利用した効率化社会の構築ですね。何故、カタルが準天頂衛星の計画を前倒しして、早く4機体制を整えろと言っているのか? ジオフェンスなどを利用した様々なアプリソフトの誕生が、社会の効率化を変えるからですね。時代はハードだけではなく、ソフトの進化なのです。SNSからLINEまで…。スマートコミュニティー推進が、日本の少子高齢化を救いますね。
羽田沖の川崎市のバイオ村などが、特区構想に選ばれましたが…成長戦略の矢はスマートコミュニティーの推進にあります。スマート家電なのです。スマートグリッドを使えば、効率的な電気の使い方が出来、無駄が省けます。やがて電力料金も引き下がるでしょう。自走式の車が効率的な運転をすれば…燃費のみならず、クラウドで渋滞情報を加味すれば時間の効率化に繋がります。世の中から渋滞がなくなるのです。物流のスピードが改善され、世界で一番効率的な社会が構築できますね。感じて欲しいのです。日本は再び高度成長の入り口に位置しているのでしょう。日本橋周辺の街づくりを見てください。東京駅周辺は激変していますよ。
何故、カタルが「リートはPFI」に変貌すると述べているのか? PFIとは民間の力を利用した投資です。水道リートを説明しましょうか…水道事業は戦後埋設された古い水道管が更新需要を迎えています。しかし配管は腐りますが…その埋設費用を出す地方自治体には投資をする余裕がありません。その為にリートを活用し水道料金をその利息返済に充てますね。全てが、この仕組み利回り採算により投資の位置づけが決定されていきます。非効率な投資は、民間では行われません。しかしどうしても必要な非生産性の高い投資は政府が担うべきでしょう。カーボンナノチューブを利用する宇宙エレベーターなどの開発は、どうしても採算に合いませんからね。しかし未来を考えれば必要になります。
非効率な地方自治体の組織は、民間に業務を委託すればいいのです。図書館リートも考えられます。市民の福祉サービスは民間に委託すべきでしょう。小さな行政をめざし、効率化社会を歩めば良いのです。クラウド環境を利用するスマートコミュニティーの構築は効率化の観点から欠かせません。だから富士通なのですね。おそらく、すぐに株価は上がりませんが、やがて嘗てのコマツのような大成長を、何処かで、株価は示す筈です。クラウドの需要は加速的に増えますからね。総合的に対応できる企業は、やはり限られます。年金ファンドはNECや富士通をファンドに必ず入れておかねばなりません。浮動株がどんどん減っていきます。その時に業績の変化点を迎えると…株価は一気に3倍、5倍と跳ねるでしょう。

相場はアイディアなのですね。ケネディクスの潜在成長力は非常に高いのです。先ずは下げ続けた日本の地価の修正が起りはじめています。その様子をもう一度見てくださいね。東京都の商業地の地価動向が指標なのです。失った1300兆円の揺り戻しは爽快でしょう。1月の公示価格が先日発表され、次は7月のものが秋に発表されます。この時にケネディクスの含み損失が消えるのですね。おそらく今期に完全に消えると考えています。業績の上昇確度が、今年後半から来年にかけ大幅に角度を変えます。この好業績の時に…介護リートなどが続々と生まれると…不動産リートの広がりが見えてきますね。日本国債投資しか選択肢がなかった地方金融機関は、挙ってリートの購入に動き、一気にGDPの成長率が加速します。日本もようやく金融デリバティブの活用に動く訳です。基本はメザニンローンの利用率により、レバレッジを変えられます。リートのCDS版ですよ。行き過ぎれば規制をかけねばなりませんが…、今の所は加速だけを考える局面です。

何度も…同じことを解説しているから、多少、言葉の意味が理解されなくても大筋が見えると思います。時代の流れを考え、その流れに乗る大相場に付けばいいのです。ヤフーへの投資は200万円が、5億円に化けました。「乗るは大相場のみ…」、「後ろ髪を確りと掴め」と言う諺を、噛みしめる時かも知れません。あとはマー君じゃないけれど…運ですね。政策の選択など…どう転ぶか、誰にも分かりません。出来る事なら豪州とのEPAを決め、米国大統領来日にTPPを纏めれば…、この動きを市場は完全に無視していますから…外人投資家の評価が、アバマゲドンからアベノミクスに、再び回転し出すかもしれませんね。やはり一時的な戻り相場ではなく、二段上げの本格展開の芽もあるのでしょう。どっちに転ぶか…時代が経過しないと分かりません。しかし時代に沿った投資をしていれば…たとえ、株価が調整により下げられても、再び新高値を目指すのですね。007も同じことですよ。大切なことは、やはり時代の流れに乗ることなのです。
投稿者 kataru : 11:02