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2009年12月27日

3D

3D映画の「アバター」を観てきました。
ディズニーランドの3Dの方が上のように感じますが、全体的によく出来ていました。こんなものなのでしょう。現在、3D技術が一番進んでいるのは、パナソニックだと言われています。既にハリウッドで3Dの作品作りに取り組んでいます。来年にも予定される3Dテレビは当初はメガネが必要のようですが、既にメガネなしで見られる技術を開発済みだと言われています。やはり既存技術の製品より未来の技術です。

最近、期待しているのがロボットの開発ですね。介護補助が当初の目的でしょうが既にかなり実用化の段階に近付いているようです。山中教授のiPS細胞研究とES細胞とどう違うのか? 専門的なことは分かりませんが、研究が実用化されれば臓器移植が簡単にできる事になり画期的な技術開発です。市場主義は確かに儲ける為に株式投資を始めるのですが、お金を振り分ける作業が市場原理によって決まります。基礎研究段階では、なかなか市場原理は機能しません。故にある程度、投下資本が回収可能な時期でないと上場するのは難しいですが、製薬会社などが契約により研究開発費を払うケースもありますね。

残念ながらアンジェスMGやオンコセラピーなどは、なかなか育っていません。上場が2002年から2003年なので、そろそろ再び注目される段階なのでしょう。あまり詳しくないし調べてないので良くわかりませんが、要するに市場経済は未来の技術を普及させる役割も担っています。何気なく金儲けだけで投資する行為が、実は効率的な資金配分に繋がり世の中の進歩に役立っているのです。普段は意識しませんがそう言うことです。

かたるは新興株派です。
今は大企業のソニーも、トヨタも、松下も、昔は小さな町工場だったのです。若い経営者がひたすら頑張ることが、やがて日本の発展にも繋がります。悪戯に既得権力を行使して保身の為に市場を閉鎖的にしては市場原理が機能しなくなります。今、取引所や金融当局が心を砕くことは、日本に欠けているフェアな環境を作ることですね。市場原理が働くオープンな市場になって欲しいと願っています。

投稿者 kataru : 16:15

2009年12月23日

今日はお休みで…

今日は久しぶりに両国の「江戸遊」と言う銭湯に行きました。
行きは40分ほど家から両国まで歩き、岩盤浴をして1年のアカを落としに韓国あかそりをしてもらい、帰りに近くの蕎麦やの「ほそかわ」でせいろを注文しました。なんと蕎麦が一枚で1050円です。両国の辺ぴな場所なのに高い蕎麦です。かみさんは誰かに聞いたらしく3回目だそうです。案の定、蕎麦は少なく、もう一枚せいろを追加です。おおもりはなく950円の追加。最初に出てきたのが茨城産のそば粉を使ったものだそうで、追加分は北海道とか…追加の蕎麦の味が違います。そば粉が変わるのは初体験でした。きっと拘っているのでしょう。店には小学生以下はお断りの看板です。

ところで最近、NHKは歴史もののドラマが多いように思います。昨日の夜中と言うか午前1時ごろもBSで戦争の番組をしていました。海軍の反省会は、このごろ何度か再放送をしているようです。さて「坂の上の雲」は今人気の番組ですが、正月は「蒼穹の昴」を演じるとか…この作者、浅田次郎さんには「月島慕情」と言う作品があり、短編集なのですが、その中に「シューシャインボーイ」と言う作品があります。帰りの電車の中で読んでいて思わず涙がこぼれてきました。

大銀行の人事部長が、社員の首を切り自らも臨時退職制度に応募して、銀行を辞めて再就職して、ある会社の社長車付き運転手になります。そうして、その社長の生い立ちを語っている内容です。その社長は戦争孤児で靴磨きの男に育てられ、その親の為に頑張って出世して社長になり、靴磨きの親父さんを迎えに行くのですが、頑として受け付けない靴磨きの親父さんとの話しなのです。

その靴磨きの親父さんが、お腹をすかして食えない戦争孤児の小さい時に、社長に言って聞かせます。「ぼうず食え」と…こう言います。「世間のせいにするな。他人のせいにするな。親のせいにもするな」芋をかじりながら、少年は「でもおいらのせいじゃないよ。」親父さんは「いいや、おまえのせいだ。男ならば、全部じぶんのせいだ。と言う会話のくだりです。

いつも政策批判をしているかたる君にとって、ジーンとくる一節でした。更に戦争孤児の少年が中学生を卒業し「おいらも靴磨きになる」と言った時に、親父か烈火のごとく起こり殴りながら、「地べたに這いつくばっているのは、俺一人でじゅうぶんだ。男だったら立ち上がって、高い所に登って世間を見下ろせ」と少年を諭すシーンがあります。

なんとも…。浅田次郎さんの作品はあまり読んだことがありません。有名な「鉄道員」は読みましたが…、勿論、「蒼穹の昴」も以前、読みました。他にも読んでみたいですね。

最近のお気に入りは、垣根涼介です。なんと言っても「ワイルド・ソウル」でしょうね。今度のIRNETの集まりにも、持参するつもりです。彼の作品のなかで「借金取りの王子」と言う短編集ですが、このサラ金の主人公の真介君の話が、なかなかでしたね。たしか前回のIRNETの集まり持参したのは、奥田英朗の「空中ブランコ」だったか?「イン・ザ・プール」だったか…。この人の作品で「オリンピックの身代金」は、以前、IRNETでご紹介したことがあります。僕自身は宮本輝の「流転の海」なんかが好きなんです。やはり貧乏人の家に育ったせいか出世物語のようなストーリーが好きですね。だからゼルダの伝説のようなゲームも好きなのでしょう。

明日からまた相場が始まりますね。株式相場は生きているドラマなのでしょう。

投稿者 kataru : 20:02

2009年12月20日

新聞記事から…

日本経済の今の事情は、どんなイメージなのか?
色んな現象から垣間見られます。昨年、2008年8月にアーバンコーポレーションが倒産しました。黒字だったのですが資金繰り倒産と言われていましたが、実際は投資物件が値下がりして、かなりの含み損を抱え銀行が警戒したのでしょう。20年前なら間違いなく延命処置が適用され、銀行は追い貸しをしていたのでしょうが最近は容赦なく切られます。その後、10月に新井組、ニューシティが倒産しました。リートのニューシティが倒産するとは…。今年は3月に大和生命が倒産して11月は穴吹工務店と続きます。

c20091220a.jpg一方、今年3月に朝日生命大手町ビルを800億円で地所が買収し、5月に丸の内のAIGを1100億円で日本生命が、6月に錦糸町のオリナスタワーを日本プライムリアルティ投資法人が239億円で、7月に豊洲のビルに対し韓国の年金とカーライルが共同で350億円の投資をそれぞれしています。最近ではダヴィンチがノンリコースで保有していた丸の内のPCPを1400億円でセキュアードが買収したと伝わっています。この物件は興味深く2006年9月に香港のPCCWが2001年に建てたものを2000億円で買ったものを1400億円で売ったそうですね。600億円の損失です。

ここで調べました。
このPCCWと言う会社は長江グループを率いる李嘉誠の二男である李沢楷(リチャード・リー)が主席を務める会社だそうです。香港の通信会社なのですがPCCWが一躍有名になるのは、2000年8月17日のケーブル・アンド・ワイヤレス香港テレコムの買収である。シンガポール国有企業であるシンガポール・テレコムも買収を試みていた。しかし、中華人民共和国政府は外資による買収を嫌いPCCWによる買収を支持した。その結果、PCCWは中国銀行から買収資金を調達することが可能となったのである。香港テレコムの買収により、PCCWは香港最大の電話会社となり、またISP事業も可能となった。さらに、香港テレコムの資産を手に入れたことで、資金調達も容易になり、香港だけでなくアジアでも最大級のIT・通信系企業になることができたのだとか…親父の七光りです。

まぁ、そんなことより1997年に国鉄から869億円で買収した土地で、ビルの工事費は280億円。その後、隣接地を含め、合計で1300億円をかけて開発したといわれています。この物件を2000億円と言う過去最高価格で買収したのがダヴィンチです。この手法は、自己資金は僅かで銀行借り入れでノンリコースとして資金調達しました。ダヴィンチは137億円の棚卸し資産を評価減しています。2006年の9月の話しですね。まさに金子マジックです。よくこの融資に乗った銀行マンが居たものです。当時、アメリカでは既にサブプライム問題が噂になっている段階ですね。情報を正しく分析出来れば600億円の損失はなかったでしょう。

逆に長江グループを率いる李嘉誠の二男であるPCCWの李沢楷は、流石に香港だけあってたいしたものです。神業ですね。今、何を物色しているのでしょう。

更にこの記事から…
金子さんは金融機関を説得できる背景が当然あったのでしょう。つまり利回り採算です。国債金利を下回ることはないから、おそらく3%程度の確定利付きだったわけですね。だから銀行も融資に乗ったのでしょう。そうして600億円も損失を被ったということは、2000億円で30%の損失ですから10年なら3%ですが…おそらく20年で1.5%なのでしょう。つまり現在の東京の優良物件の投資利回りは4.5%程度だと推測されます。

新聞記事はヒントです。このヒントで何を考え、どうやって相場に生かすか?
おそらく、あの日経新聞の記事を読んで、ここまで調べる人は何人居るのでしょうか? 今はインターネット時代なので、自分が努力すれば情報の真偽は分かりませんが、ある程度の状況を把握できますね。情報とはこのように自分で考えるものなのでしょう。見方が正しいかどうかは、時代の流れで変わります。時代が変化すれば、当然、当初の見込みも変わります。株式投資をして思う事は、多くの情報ソースの中で、何を選択するかと言う決断ですね。

最近、かたるの失敗を通して色々考えるわけです。この40億円を何とか生かさないとなりません。40億の損失を400億の利益に変えることが出来るかどうか…それだけの話しですね。そんな観点から、最近は再びチャレンジです。まだ分かりませんが、ようやく相場のほうも変化が見えるかもしれません。これから銘柄検討を含めたビスタの原稿を書くわけです。

PS
その後、日経ヴェリタスをを読んで、ダヴィンチのエクイティは286億円と判明。買い手のセキュアードの出資金は100億から200億と言う話しです。新生銀行が主だった資金の出し手で1140億円の貸し出しを振り替えたのだそうです。ダヴィンチからセキュアードに…。この仕組みでメザニンローンの損失はいくらなのでしょう。普通なら600億円から286億円を引いた残りがそうなりますが…?
記事はその点、詳細に伝えていませんね。川崎さん、もう少し突っ込んだ作成をお願いします。

投稿者 kataru : 10:53

2009年12月13日

世界の相場の景色図

世界の実際の景気回復のスピードがかなり違います。
日本はバブル崩壊の影響を色濃く受け冷戦終了後の市場経済化に大きく遅れています。欧米の金融力に頼り、市場化経済化に向ったのが2002年の小泉内閣誕生です。そうして軌道に乗り始めたのが2003年からの3年間ですが、2006年に日本特有の揺り戻し作業が入り、現在、民主党新政権下で新しい動きを模索しています。

BRICsを代表とする中国などは、当初、欧米金融の力を利用し成長を加速しましたが金融危機によりやはり打撃を受けました。しかし共産党一党支配の為に、統率が取れて世界でいち早く成長路線に入り始めました。4兆元と言う巨額の財政出動により、現在でも世界が真似をする経済政策である家電下郷や汽車下郷を率先してやり遂げ、民需に繋ぎました。

一方、金融危機の当事者の米国なども、まだ中国ほど確かではありませんが、雇用統計に成果が現れるほどまで回復しつつあります。金融機関の公的資金返済を考えると分かりやすいですね。日本では「りそな」は未だに返済していませんが、米国のバンカメは返済に目処をつけ、あのシティーまでもが返済を検討しています。このスピード感の違いは日本が既得権力者との利害調整に戸惑っているからです。諸外国は市場原理で物事が決まっています。金融危機を利用して市場原理主義悪玉論が日本で沸き起こっていますが、間違った報道ですね。市場原理は行き過ぎもありますが、常に修正されているのです。故に金融のレバレッジが改善の方向性にあるのです。それが日本で問題とされている銀行の自己資本問題で増資問題に繋がっています。清貧思想の日本は投資銀行業務が皆無です。

中国は金融相場が終了し業績相場に移行していますが、米国は金融相場半ばです。日本はまだ金融相場にも入っていません。入り口にいます。その為に世界経済を相手にするグローバル企業の株価は高値圏にありますが、内需産業の株式は空前の安値圏に位置しています。このような景色図を読み間違った為に、昨年からの相場に乗り遅れました。
全ては政策次第なのです。

政策が金融拡大に方向性を向け、内需振興を目標にすれば、当然、これからは日本も金融相場に入る事になります。果たして民主党政権が正しい政策を採用できるかどうかが相場の分かれ目となります。既に中国は業績相場、その様子はわが国の統計値に表れ始めています。中国は空前の設備投資ラッシュになっています。今日はそのグラフを日本工作機械工業会の資料より伝えます。内需の伸びはさほどありませんが外需は順調に伸び始めました。

(ビスタニュースの読者の方へ…このように相場の焦点を何処に置くかにより銘柄選抜が変わります。前者が日本で後者が中国の銘柄選別です。どちらを主眼に選ぶか?二つの銘柄によりますね。)

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投稿者 kataru : 19:29

2009年12月06日

ビスタの原稿3

前2回で、時代の背景を見ながら現代との関連付けを考えてきました。 景気には波と言うのがあります。太陽が東から昇り西へ沈むように、森羅万象にはリズムがあります。そうして相場にも同じような波が存在します。歴史の流れもそうですね。長州藩は尊皇攘夷派だったのですが、やがて列強諸国との技術力の違いを見せられ開国に傾きます。現代社会の日本も、世界から「奇跡の復活」と賞賛されたのに、その立役者の肥大化した組織が崩れそうになっています。ベルリンの壁崩壊を切っ掛けにBRICsは躍進を続けているのに、先進国の争いでも、置いてきぼりを食らっているのが日本の現状でしょう。このような環境下で体制転換を成し遂げ、成長できる芽はやはり「技術革新」だと思います。

 
 

スティーブンソンの蒸気機関車 産業革命期のイギリスの躍進は素晴らしく、その輪は広がっていきます。日本の転換にもベルリンの壁崩壊と同じような決別が14年遅れて2003年に起こっています。それまで仲良しクラブだった「政・官・民の癒着構造」の崩壊が始まったのが2003年です。仲間だった銀行の経営陣と、責任を取りたくない官僚組織が仲違いするのです。無論、この過程で政治家の裏切りもあり、鉄壁を誇っていた組織が崩壊するのが2003年であり、郵政の民営化は一つの現象なのですね。仕方ないのです。肥大化する組織が維持できなくなったのです。ルイ16世がもっていた馬車は217台、馬は1500頭、狩猟犬は1万匹だというのです。それだけの勢力を維持する財政的な背景がなかったから崩壊したのでしょう。現在、金融制裁を受けている北朝鮮は金を売却しているそうですが、何れ破綻するでしょう。すべての源はやはりお金なのですね。少し残念だけれど本当の話です。日本の財政も破綻寸前です。やがて気づくでしょう。夕張市の現状は何も他人事ではないのです。明日のわが身ですよ。  
 

このような歴史的な背景が理解できれば、その流れに沿った銘柄を買えば儲かるはずですね。時代の要請に基づいた産業は伸びるのです。蒸気機関車はあの時代の社会の要求に合っていたのですね。

 
 
ヤフーのチャート  
 

過去の日本の成長株をみると東電通(現在のソニー)トヨタ、松下など素晴らしい成長をしたのですね。近年ではセブンイレブンの株式も併合されましたが大きく成長しました。最近では任天堂やヤフーでしょうか? 数億円の付加価値を生むんですね。70万円のヤフーは5億円になるのです。(初値を買うと200万円ですが…)このような成功体験の輪が連鎖現象を生み時代を進めるのです。

 
 
インターネット利用者と所得  
 

しかし残念な事に、日本は村社会の論理が強く、成功者を称えるより妬むのが社会の構図です。画一教育からマスコミの情報操作を通じて意識の画一化が計画されて、中流意識を持つ日本人の大衆化が定着しています。問題はここにあります。国民が時代の進歩を実感しないと選挙を通じた政治も変わらないし、官僚社会主義の政策も変わらないのです。その変化を与えるのがインターネットなどの自由な意見発言の場なのです。個人が自らの力で情報を発信できますから、信頼性の優劣はありますが、規制されない真実が発信されているのです。創作されてない真の情報の価値がここにあります。ビスタニュースには、是非、この役を担って欲しいものですね。

 
 
ジニ係数  
 

ジニ係数とは:イタリアの数理統計学者ジニが1936年に考案した指数です。所得に関するジニ係数なら、「その国や集団の構成員の所得格差が、全体として、平均所得に対しどれだけになるか」を表します。たとえば、平均所得が500万円でジニ係数が0・4の集団なら、構成員どうしの所得の差を全体としてみると、500万円の40%にあたる、200万円の格差があることになります。格差がない完全平等な集団ではジニ係数は0となります。一人だけが全所得を独占する完全不平等の集団では、ジニ係数は限りなく1に近づきます。通常は0と1の間の数値をとり、数値が大きいほど、構成員相互の格差が大きい不平等な集団だということになります。

ネット利用者の所得水準が高いことは、データから証明されています。また今のうちに正しい情報をもとに行動すれば、年老いた時に所得の格差を実感しないで済むでしょう。ジニ指数の推移を見ればわかるように、世代間の所得格差はこれからも開くでしょう。この違いは何か? 情報の価値観なのでしょうね。株で儲かる事は働く以上に大切ですね。大きな富は豊かな生活を約束します。情報の価値観がどんどん増すのです。ネット取引により株式の売買手数料は下がりましたが、逆に情報の価値はどんどん高まっています。時代を見失わない真の情報が最終的に勝利をもたらすのです。



みずほのチャート  
 

2003年の株価が急落していく最中、大新聞は銀行の苦境を連日報道し、みずほは倒産すると書きたてていました。丁度、ゴールデンウィーク中に行われた統合によるシステム障害が重なり、事態をより悪化したのです。割れる筈がない10万円を割れた株は下げ続けるのです。しかし私はこんな馬鹿なはずが…と思い、一人で果敢に立ち向かいました。銀行の復活がなければ日本の復活もないと考えていたからです。あの当時は本当に苦しかった。自分の生活も大変だったのです。目の前に迫る借金の返済、悲観的な論調を繰り返すマスメディア。誰も味方がいません。しかし誰が考えても正論は一つのはずです。大銀行が倒産すれば日本はもっと大変になると…。だから、下がり続ける株価を買い続けたのです。最近の楽天の三木谷氏の逮捕の週刊誌報道も、あの当時のみずほと同じ手の報道です。  
 
同じことが、今、再び起こっています。インフラ整備など必要もない産業の株が統合期待?M&A期待で上がる? おかしいと思いませんか? M&Aとは何か? 組織が疲弊し社会に必要ないから、併合し効率化を図るのですね。日本の建設業も大変な時代を迎えるでしょう。勿論、M&Aには成長を加速させる為に、統合し時間を節約する意味もあります。しかし新日鉄に起こっている現象は明らかに違いますね。相場は間違っています。このエネルギーを新興産業に向けるのが市場の役目のはずです。  
 
相場の世界でも行き過ぎと時間の調整があります。イギリスもフランスも王政復古した時代がありました。何故、私達は歴史に学ばないのでしょうか?  
 
仮にこのまま揺り戻し政策が加速するならば、日本国を維持できなくなりますね。すべての国民は日本の夕張化に備え自衛手段を求められます。日本からの脱出を考えないといけません。私達は世界共通語の英語を学び、外貨預金をして向こうで暮らす術を身に付けなくてはなりません。グリーンカードを手に入れるために、子供を留学させたり、早めに手を打つ作業をしなくてはならなくなります。円は更に急落するでしょう。  
 
安倍政権の役割は非常に重要ですね。時間がないのです。少子高齢化に向け政策の失敗は既に許されないのです。果たして2007年は、どんな年になるのでしょうか? 日本が正しい道を歩むなら新興株の復活が約束されます。故に株価の下がった新興株を中心に業績のいい銘柄をピックアップしておけば良いのです。後はチャート波動を観察し、移動平均線が上向きになりゴールデンクロスをするような銘柄を中心に買っていけば成果が約束されますね。一目均衡表でもいいですよ。雲を抜けた銘柄を中心に取り組めば良いのです。  
 
それでは次回はスクリーニングをして銘柄を選ぶ作業をしてみましょう。誰にでも簡単にできるスクリーニングを、ともに勉強しましょうか? それとも統計から見る株式相場を考えましょうか? どちらにしようかな?

投稿者 kataru : 12:53