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2009年07月26日
地方経済
昨日は初体験です。
これまで野球を何度か見たことはあったのですが、サッカーの試合を見るのは始めての体験でした。先日、鹿島神宮に行った時にサッカースタジアムを見学して、コートとの距離が意外に近くに感じたので、一度、観てみたいと思い昨日、実現しました。相手は柏レイソルでした。前半戦は1点リードされ、後半に新井場のアシストでマルキーニョスが同点をヘディングで決めました。最初はこれがプロの試合なのかな?と言うのが正直な感想です。テレビで見るヨーロッパの選手は走るのが速いですからね。でも後半、点を決めてから、流れが速くなり少しプロらしいかな?とも感じました。
サポーターの応援はテレビではなかなか伝わってきません。
やはりスタジアムに足を運んで実際に見る感覚はいいものですね。今度はサポーター席に入ってユニホームを着て一緒に応援をすれば、もっと面白いでしょう。昨日は心配された天気も大丈夫で、心地いい風が吹いており良かったです。東京から首都高、東関東と乗り継ぎ、約1時間半~2時間かな? 民間の駐車場を利用し1000円で、チケット代は5000円ほどかな? 4人の観戦でした。息子におばあちゃんとかみさんと…。名前を覚える為に雑誌を手にしながら…。名前を覚えると、なんとなく親近感が出てきます。内田君は可愛いから…とお婆ちゃんに人気でした。
地方振興を兼ねたサッカーは地元企業を潤し、いい企画ですね。地方振興は地元自信が盛り上げれば経済効果は上がるのでしょう。役人頼みでは、いつまで経っても疲弊するばかりです。自分達の創意工夫で、自分たちが努力して経済を活性化させないとなりません。地方の代表は北海道でしょうか? 社会党政権が誕生する革新地盤の土地柄で、横路知事が誕生しましたね。この横路元知事は山崎豊子の「運命の人」で、主人公の弓成亮太を陥れた張本人ですね。まぁ兎も角、民主党の選挙公約を読みましたが、少子化対策は良いのですが、やはり現金支給は抵抗を感じます。でもこれくらい露骨にしないと国民は分からないかな? これで出生率が上がれば良いのですが…。衆議院議員の80人削減も載っていたけれど…。実現できるのかな? 残念ながら配分の話しばかりで、現実的ではありません。やはり稼ぐほうに力を入れないと…。
兎も角、北海道経済の現状を見ると、地方への補助金政策が、混乱していることは事実なのでしょう。実は株屋の私もこのデータを見るまで知りませんでした。だって2006年度までですが、全体は回復したこの時期でも、地方の疲弊は止まっていませんね。やはり拓銀の倒産は経済的な損失を拡大させたのでしょう。日本の問題点を浮き彫りにする事例で、北海道はある意味で実験場ですね。北海道経済を活性化させることが出来れば、日本はもっと発展できる道筋が見えるかもしれません。そんな風に感じました。グラフって面白いもので…金額ペースで極端に表示すれば上のようになります。逆に公平に成長率にすれば…それにしても北海道は大変ですね。


投稿者 kataru : 15:58
2009年07月20日
中国の戦略
昨日はビスタの原稿を書いた後、夕方に酒を飲んでそのまま眠ってしまい、コラムを書きませんでした。ごめんなさい。実は日経ビジネスに「新疆ウイグル地区」の記事がありました。非常に重要だと思うので少し自分でも勉強をしようと思いこのレポートを書いています。書くためには、ある程度、調べなくてはなりませんからね。銘柄の選別にも関わる事になります。証券マンは常に好奇心を持って様々な事を試しています。昼ごろには原稿はあがったのですが…実は今ドラクエを久しぶりにやっています。通信機能を持ったゲームを実体験する為ですね。かたる君は他にもネットでパチンコやパチスロができる777タウンの会員です。此方もどんなものかな?と始め、既に8ヶ月ぐらい会員になっています。今度、3D映画が始まるそうディズニーでは経験がありますが、一般の映画館でも放映されますね。多少の設備投資は必要なようで近くの場所で始まる予定になっています。なんでもそうですが、実体験と映像では違います。株もそうですね。気になった株は、まず買ってみることです。たとえ最低単位でも良いのです。そうする事によって自分の気持ちが変わるものです。もってない時の心理と、実際に株を持った時の心理はえらい違いがあります。さて本題です。
胡 錦濤主席が、何故、大切であろうサミットを中座して国に帰って対処を迫られたのか?ここに大きな疑問があります。政治上の勢力図の争いの為などの…多くの疑問があります。その一つの要素が日経ビジネスに解説してあります。たいした記事ではありませんから感じない人はそのまま読み過します。しかし…新疆ウイグル地区は黒龍江省に次いで中国で二番目の原油生産地で2700万トンを算出しているようです。他にも鉱物資源がありカザフスタンから来る天然ガスのパイプラインの通り道でもあるようです。記事には李克強副主席が1週間前に訪れ、同区のベルドイムハメドフ大統領と会談し「第二西気東輸」と言うパイプラインの調印式に参加したと載っています。
実は李克強国家副主席は次期主席候補の一人で、先日、IRNETでも採り上げた上海財閥の汚職を摘発している習近平国家副主席と、激しく実績を競った勢力争いをしています。この人が関係しているのですね。
新疆ウイグル地区はウイグル族45%と漢族が41%程度の比率で存在し、歴史上過去に何度も独立運動が起こっています。何故、アフガンとの関連が生まれるかといえば、暴動の主導者が土着のムスリムと呼ばれるイスラム教徒なのですね。ここに同じ構造を感じます。先進国のアメリカが嫌われるのは、自由を掲げていますが実際は自分たちが有利な経済ルールの中で搾取するからですね。お金持ちはいつの世も妬まれます。近年の資源高により潤った資源開発国、例えばベネズエラのチャベス大統領などは反米感情むき出しです。そうして民間企業の権利を国有化するケースが多いですね。代表的なのはソ連のサハリンです。南米も多く多発しました。日本でも交易条件が大幅に悪化したのは、資源高が原因です。
今日の新聞には中国の成長記事が並んでいます。リーマンの取り扱いで信用を失った時期を利用して中国は盛んに国家戦略で地球上の資源外交を実施しました。今はオーストラリアのリオ・ティントとの問題で揺れています。明らかに中国は米国流の仕組みを逆手に取り世界制覇の道を歩んでいます。何れ日本企業も買収されます。ラオックスの比ではないでしょう。もっと大きな企業でしょうね。ただ今のところ緊急性を要するのは資源ですね。何しろ、13億人の人を豊かな世界に導くには大変な需要を満たさねばなりません。当面は中国の時代でしょう。インドは下手糞ですね。経済政策が下手です。日本と同じレベルですね。優れた国は金融を大切にしています。日本は20年も単純平均株価を下げている政策ですからね。あきれます。
日本の新聞を読むと批判記事ばかりです。中国はバブル状態だと…他人の心配をしている場合ではありません。今日の日経新聞でも16面の景気指標で「先行指標は上向いても…」と日本と同じく不良債権処理に戸惑うと述べていますが、欧州は知りませんがアメリカは日本と違います。日本は貸し手責任が明確になっていませんでしたが、アメリカは全てノンリコースですよ。GMをみなさい。再生に時間が掛かりましたか? 日本は単一民族(島国)の為に、統一意見を求め折衷案を模索しますが、多民族国家は理想論を掲げます。ここが違います。縦割り行政のように縄張り争いなんかしませんね。ある程度はあるでしょうが、日本のように陰湿ではないでしょう。
話しを戻します。『反米姿勢を強めるベネズエラのチャベス大統領は、習副主席との会合で、「今後200年にわたり、中国が必要とする石油を供給する」と約束した。ベネズエラは日量33万バレルの石油を中国に輸出しているが、2012年までに同100万バレルにまで増加させるという。習副主席はさらに、メキシコと鉱山開発の契約を結んだほか、ブラジルとは、現在の対中輸出の4倍以上に相当する日量10万-16万バレルの石油を中国国営石油2社に供給する代わりに、中国側がブラジルの国営エネルギー会社に油田開発費として約100億ドルを融資するという契約を結んだ。天然ガスや鉱物資源採掘などの協力強化で合意した。』と言う記事を発見しました。
更に…此方をご覧下さい。
コンゴなど…アフリカは中国の独壇場です。28日からNHKのBS1で夜中に…資源戦争の模様を報道するようです。是非、みておきたい番組ですね。推測ですが中国は、昔、日本が採用したように移民政策を実施しているのでしょう。今でもブラジルと日本は仲がいいのは、あの政策のおかげですね。交流が生まれれば国家も仲良くなります。「元」の為替操作を見てもそうですね。明らかに凋落するアメリカと躍進する中国の図式です。残念ですが、日本には人が居ませんね。国内景気一つを浮上させられないのですから…
簡単なことなのです。一例を掲げれば補助金や税制免除をすれば良いのですね。あるいは資金調達手段を用意すれば良いのです。ある事業、例えばEVにしましょう。電気自動車の普及を国家戦略にすれば良いのです。問題はバッテリー価格ですから、スタンドに交換用のバッテリーを手配し、リース方式にしてそっくりバッテリーを変えれば車の価格も安くなります。普及しますね。車に補助金をつけるよりバッテリーのリース会社を立ち上げれば良いのです。財政投融資を利用してガソリンスタンドに貸し付ければ良いのです。儲かりますね。その会社に税金を免除します。普及する筈ですね。しかし現実は財政投融資は要らないダムや道路建設などに使われます。お金は次世代の技術を育てる公共投資をすべきなのですよ。橋本も小渕さんもみんな間違ったお金の使い方をしました。それは硬直性が生んだ官僚システムのせいですね。道路族は電池族に変化しないと…。折角、森内閣はIT投資をしたけれど宝の持ち腐れ、キャッシュレスの安全社会の実現まで踏み込めば良いのです。携帯電話のGPS機能を利用すればNシステムなんか必要なのでしょうか?検挙率も飛躍的に上がるでしょうね。
だって犯罪現場周辺の携帯電話が分かりますからね。それを追跡調査すれば良いのです。必ず交通を利用しますからね。日本は新しい未来社会を目指し、お金をジャンジャン使えば良いのです。簡単ですね。既存の道路を平行して無駄な道路を作るから、低い経済効率しか生まれません。民間の力を利用し、補助金やこらからの収益に対する税制免除で、お金は捻出すれば進歩できますよ。宇宙ステーションの「きぼう」が完成するそうですが…利用の方法も検討せずに、また宝の持ち腐れかな? まぁ、呆れるばかりですが…。兎も角、一度、じっくりと中国の国家戦略を考える必要がありますね。
投稿者 kataru : 09:40
2009年07月12日
墓参り
今日は初めておじいちゃんの墓参りをしてきました。
既に父も他界し、東京には田園調布に住んでいる叔母が一人いるだけです。その叔母は89歳になり、まもなく誰も僕の父の小さな頃の話しを知りませんから、叔母さんが生きている内に、先祖の墓参りを兼ねて話しを聞きたいと思い電話をしたのです。残念ながら、叔母は出かけるとの事で…お寺の名前を聞いておじいちゃんの墓参りだけ行って来ました。
おじいちゃんの名前は米吉と言い、か称との間に長男の一良、長女のみよ子、そうして叔母のとみ子、二男の次郎、三男の秋造、四男の金冶の合計6人の子供をもうけました。しかし昔の話で長男、二男と長女は早くに亡くなり、私が物心付いた時には、とみ子、秋造、そして私の父の金治の三人しか居ませんでした。この米吉は戸籍によれば、文次郎とときの子供で、長男の金五郎が死んだので二男の米吉が家督を継いだようです。
東京府と呼ばれていた時代の話で住所は荏原郡でした。その後、東京市大森区になって石川町となっています。更に変更され雪ヶ谷町712番地なっていますね。どうも百姓をしていたようです。米吉の嫁であるおばあちゃんは、田中長助とみきの次女で、か称と名前が付けられたようです。鵜の木の「光明寺」と言うお寺が、菩提寺だそうです。下丸子から歩いてすぐです。
ビックリしました。ずいぶん立派なお寺でした。理由は環状8号線が通った時に買収されそのお金で立て直したようです。お墓の多くも昭和45年に移されたようです。お寺に入ると直ぐにお墓の場所が分かりました。住職は留守のようですが奥さんが居られ、色々話しを聞きました。今では叔父の秋造一家が墓を守っているのでしょうが…親交がなく、良く分かりません。
小さい頃、親戚がいた九品仏まで足を伸ばしました。むかしここに金鮨と言うすし屋をやっていたのです。東京へ来る時は良くこの家に泊めてもらいました。その度に、小さい頃、遊んだ九品仏(浄真寺)もみてきました。遠い昔の話です。7月13日、14日は東京ではお盆です。東京のお寺はお花も線香もみんな売っていますね。びっくりしました。
この九品仏は今では観光名所になっていますね。参道に入る脇に手打ちそばや庵があります。美味しかったけれど、少し価格が高めかな…手打ちのせいかな? せいろが735円で、とろろそばが1050円。普通かな? 微妙な価格です。
先祖の墓参りも、なかなか面白い発見です。もっと先まで分かれば面白そうだけれど…。昔の人はどんな暮らしをしていたのかな? 残念ながら一族が没落して、近くに住んでいるのは田園調布の叔母さんだけ。みんなちりぢりです。一族で成功者が出れば、何とか先祖の墓も守ることが出来るのでしょうが…うちみたいに、親戚がばらばらで地方に行って、代が変わると最後に墓はどうなるのでしょう。
投稿者 kataru : 15:53
2009年07月05日
鹿島神宮
田舎から義理の母が上京してきたので、何処かに連れて行かないとなりません。
前回は箱根へ行ったので今回は行ったことがない茨城方面へ…
鹿島神社に参拝に行って来ました。歴史は古く日本書紀に登場する武甕槌大神(たけみかつちのおおかみ)を祀っているそうです。神武天皇が東征のなかば窮地になった時に、大神「髻エ霊剣(ふつのみたまのつるぎ)」の神威により救われ、感謝された天皇は即位の年に勅祭されたそうです。紀元前660年頃
調べた所、鹿島神宮は全国にあり鹿島市にある鹿島神宮の分社なのだとか…。鹿島神宮の武甕槌神に対する信仰を鹿島信仰(かしましんこう)というのだそうです。甕槌神は香取神宮の経津主神とともに中臣氏・藤原氏の氏神とされたことから朝廷・中央貴族の信仰を受け、武神であることから武家の崇敬も受けたのだそうです。
この神様の話も面白そうです。武甕槌は、イザナギがカグツチの首を切り落とした時に、十束剣「天之尾羽張(あめのおはばり)」の根元についた血が岩に飛び散って生まれた三神の一柱なのだそうです。
中臣氏は古代の日本において忌部氏とともに神事・祭祀をつかさどった中央の豪族だそうです。僕らが習ったのは大化の改新(645年)の頃に、中臣鎌足が物部氏と対立する話しですね。この一族は、その後、藤原姓を賜ったのだそうです。知らなかったのですが、奈良の鹿は有名ですが、解説によれば藤原氏による春日大社の創建に際して、767年(神護景雲元年)に、白い神鹿の背に分霊を乗せ、多くの鹿を引き連れて1年かけて奈良まで行ったとされているそうです。ここには国宝の直刀が置いてありました。日本最古で最大の刀だそうです。(704年)あんなに大きな刀を…使ったのは神様なのでしょうか?
ウィキペディアの解説
「布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)」「平国剣(ことむけのつるぎ)」とも呼ばれる。柄(つか)・鞘を含めた全長2.71m、刃長2.24mの直刀。奈良時代末期から平安時代初期の制作。現存する伝世品(出土品でない)の日本刀の中では、古例の一つであり、また刃長の点では最大の作品とされる。これほどの長大な刀身を作るために、途中4か所で刀身をつなぎ合わせるという極めて珍しい手法を使っていることが判明しており、技術的にも貴重な存在である。外装(柄・鞘)は、黒漆塗りの上に平文(ひょうもん、金銀などの薄板を貼って文様を表わす技法)や金銅透かし彫りの金具で装飾を施した古様な技法によるもので、正倉院の「金銀鈿荘唐大刀」の流れをくむ。
奥宮のさらに御手洗池の茶屋で手打ちそばを食べてきました。サービスが良い茶屋です。安いそばですね。腰があって美味しかったですが、たれの味は普通です。要石を見てきましたが表面に出ている部分はほんの少しなのです。僅かに窪みがあるあの石の下がそんなに大きいのかどうか…7日間も掘ったけれど…と解説してありました。みなさんも、一度、近くに行かれたら鹿島神宮へ寄ってみては如何でしょう。帰りは鹿島スタジアムも見学しました。なんと住友金属がスポンサーなのですね。ビックリしました。ひょっとすると商船三井もそうかな? スタジアムに宣伝が載っていましたね。テレビで観る感じと実際のスタジアムは大きな違いがあります。野球場みたいに遠くなく、意外に臨場感がありそうです。一回、行ってみたいと思いました。
投稿者 kataru : 17:26