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2009年03月29日
モチベーション
本日はあまり書くことがありません。
かたる君は最近、モチベーションが下がっているようです。NHKのテレビで日本電産の永守氏、マックの原田氏、ポッピーの石渡さんが出演していました。ネアカで元気に頑張るというのがテーマだったように思います。ネガティブな発想に陥りやすい今日、だからこそ、前向きに生きる姿勢が必要だと言うことでしょう。マスメディアの話は暗いものばかりです。かたるの対処法は自然に親しむのが一番だと考えますが…昨日、今日はベランダのお掃除です。マンションの吹き替え工事は終わりゴンドラが下がったので景色も良く見えるようになりました。本当は高速道路で遠方に行こうかとも考えましたが、混んでいるでしょうから…見送りました。
最近、読まなくてならない課題本が多く、何れ読むでしょうが…。本が山のように机の上にあります。あまり読みたくないようですね。パソコンに座っている時間は長いのですが、パソコン自体の調子は悪く、そろそろ新しいものに買い換える必要があるようです。処理スピードが遅いので不具合が生じているようです。このパソコンはそろそろ4年いや5年目になるかな? 処理スピードを上げる為にメモリは上げたのですが、CPUが昔のままだから駄目なのでしょうね。何しろ時代は変化していますから…。
かたる君の信条はいつも一所懸命に前向きに生きることなのですが、なかなかモチベーションを維持するのは難しいものです。朝青龍みたいですね。千秋楽もあえなく敗退です。彼は来場所、どうやって乗り切るのでしょうか? その点、魁皇と言う力士はすごいですね。ビックリします。彼の精神力は何が原泉になっているのでしょうか? 一度、あって聞いてみたい気がします。相撲取りの知り合いはいないので、今度、機会があれば作りたいものです。年をとったら毎場所、観戦したいなぁ~。
どの世界でもそうでしょうが、知れば知るほど面白くなるものです。株の世界もそうです。株価が上がる仕組みを考えれば考えるほど奥が深いのです。ビスタニュースの原稿にも書きましたが、必ず、仕掛け人が必要になります。この仕掛け人の力量で株価の存在感が変わりますからね。素質がある銘柄はそう多くなく、素質のある銘柄を狙うわけですが、仕掛け人も相場の行方は分かりません。仕掛けたタイミングと相場環境が問題になります。いくら良い材料を新聞で書こうが、駄目な時は何をやっても無駄ですから…。この組み合わせがピッタリ来るような展開がだんだん近付いてきましたね。そろそろモチベーションを高めないといけません。
投稿者 kataru : 18:54
2009年03月22日
もし平家が勝っていれば…
今しがた、ビスタニュースの原稿が終りました。
FRBの資料に飛んで調べたり…大変なのです。英語が苦手な僕は証券マンであり続けることが出来るかどうか…。最近は数学の知識も必要だし…。解説されている出来事が完全に理解できないと相場が見えなくなります。だから新聞の解説が正しいことか、自分で調べるのです。そうすると、グラフの時間軸が違っていたりします。自分で作成すると分かりますよ。時間軸の取り方で見方が大きく変わります。人間の感覚などはこの程度のものなのでしょう。
さてお約束のコラム話題を…
実は仲間の歩合セールスに浦上さんと友達だったり…する先輩が居ます。彼女の人脈は豊富で先日のBAA社債の話(リスク・プレミアム)なども彼女の友達の話で、昔、香港でファンドの運営をしていた国際派の人からの話しがヒントです。人のはなしは面白いですね。特に人生経験が豊富な人は面白いのです。その人からこれを捨てる前に読んだら…と言って、安芸の宮島の厳島神社の新聞の切抜きをくれました。僕は広島に行ったことがありません。
この厳島神社は平清盛がスポンサーとなって造営したそうです。当時の平家は日宋貿易で力を付けており、低かった官位も天皇家への寄進で盛り返します。そうして瀬戸内海に出没する海賊をまとめ力を付けるのだそうです。やはりスケールが違いますね。昔の武将は…本来なら日本にも貴族や大金持ちが残って良いはずですが…。敗戦国の弱みか、米国の占領下の政策が上手かったのか分かりませんが、未だに日本はアメリカのいいなりです。先日は小沢さんの秘書が国策逮捕されたのは、第七艦隊発言が切っ掛けでは?と仮説を立てました。田中角栄のロッキード事件が背景にあったからです。ロッキード事件も日中国交回復を米国に諮らずに独断で決めたので、田中角栄は米国の要請から地検は動き、討たれたと言われています。本当かどうか分かりませんが、状況背景が似ているからです。
まぁ、そんな話より、平家は源氏と争うのですが、この戦いの最中で参加にいたはずの海賊軍団が源氏に寝返るので平家は負けたと言われているとか…。あまりにも部下の管理に厳しくて優遇しなかったから不満があったのでしょう。今の時代にも言えますね。ゆとりがあるのに、ない振りをして部下をリストラするとか…。姑息な手段をこの時ばかりとふるうのです。トヨタの決算を見ていると、その疑念が浮かびます。上場企業の急展開の落ち込みは今回の混乱を利用したような気がします。そのような戦略を使わないと生延びれないのでしょうか?
昔、平家は海軍の部隊で、源氏は陸軍の部隊と言われており、当時、戦ったのだそうです。
この組み合わせです。戦争に勝った源氏は陸軍が主体で、戦争に負けた部隊は海軍が主体だった。この厳島神社を解説した土谷さんは面白い見方をします。もしあの時に平家が仲間の裏切りもなく、戦争に勝っていれば日本の選択は違ったというのです。太平洋戦争の勃発は戦争反対の海軍と、戦争推進派の陸軍の意見対立は有名です。海軍は米国を実際に見ており多くの将校が米国の実力を知っており、敗戦が確実だから戦争に反対したのです。しかし井の中の蛙の陸軍は、蒙古襲来のような奇跡をあてにする輩です。司馬遼太郎が戦車部隊に派遣され、ソ連軍と日本軍の装備の違いを実感して、この国のかたちに疑問を覚えるのです。
此方の戦車は鋼板が薄くソ連軍の弾が貫通するのですが、此方が攻撃する弾は相手の戦車に跳ね返されます。これでは勝負になりませんね。上官は現実を見ても精神論を問うのです。今の時代も同じようなもの。既に金融の世界も実社会もグローバル競争なのに、日本の政策は内向きの覇権争いの毎日です。政策論争ではなく、自分達の地位などを気にしている有様です。国際派の金融族やグローバル企業は呆れるばかりです。キャノンの御手洗さんはどんな気持ちでいるのかどうか…。
歴史に、もしはないけれど…、もし、あの時、平家が勝っていれば日本軍も海軍の力があり戦争はしなかったでしょし、内向きの政策実行もなかったでしょう。というお話しでした。
投稿者 kataru : 16:37
2009年03月20日
バーナンキの決意
先ほどまでWBCをみていました。韓国戦はこれまで買ったり負けたりの好敵手です。今日は2-2までの場面は面白かったです。チャンスを生かしきれないイチロー、同点打を浴びる若きマー君。最近、野球を見ないので選手の特徴が分かりません。なんでもそうですが、ある程度、予備知識を入れると見所が変わりスポーツが楽しめます。私は相撲が好きなので今度は若手が台頭し大関陣が入れ替わる先駆けの場所を見ているように感じます。かれこれ10年もネット活動をしており、一時、1万6千人近い人が見ていた所から現在は1万人近く減ったのでしょうか?
田舎から上京した若者が日本株式会社を見る視点はどうでしょうかね?
既に20年が経過します。実は20年前の夏に親父が死を迎えるのです。そうして田舎のサラリーマンは考えるわけです。地方で小さな会社に勤め一生を終えて良いのかどうか…。周りの反対を押し切り上京し、なんの基盤もない所から始めるわけですね。ところが日本経済は未曾有の不況に突入するわけです。買えば下がる毎日の連続で…どんなに努力をしても時代に勝てない現実を考えた末が、日本の仕組みに行き着くのですね。
戦後作られた全てのスキームが崩壊していく姿を目のあたりにして、ジレンマを覚えて転職の決意をするのですが…そのための手段としてネットに慣れる為にホームページを始めたのです。ずっと日本を信じて何とか良い国にしたいと願っていましたが、2003年のチャンスを生かしきれない日本の仕組みにまた失望しているのです。この国の指導者は本当に日本を良くしようと思っているのかどうか…。2006年からの一連の政策を見るとやはり村論理から、なかなか脱出できないジレンマを覚えるのです。
日本は恵まれています。今の苦境から脱出する手段がいくらでもあります。しかし悪戯に時間を浪費していれば、まもなくそのゆとりもなくなります。例えば貿易収支や経常収支です。もうすぐ時間切れになりますね。何度も残された時間は少ないと言い続けてきましたが残念ですね。IRNETでは最近は日本の政策に触れなくなりました。アホらしいのです。今、一番ホットな話題は米国金融と中国の台頭でしょう。当面はこの場面が焦点になります。日本が世界に飛躍できるのはソフトパワーなのでしょう。そろそろ自動車などのものづくりは駄目になるでしょうね。加工貿易論の衰退論を私は採用しています。理由はたくさんあります。日本の電機メーカーは淘汰され自動車メーカーも同様でしょう。斜陽産業だと思っています。
しかし日本には独自文化があります。携帯電話の進化ですね。電子マネー機能など駆使した素晴らしいソフトパワーを生かすことは出来ますが、時代をリードするNTTなどは総務省支配が強く内向き思考です。内部抗争と言うか…国内で覇権争いをしているのですね。だいの大人が子供相手に争っているようなものです。何故、グローバルの視点で、ものを考えないのか不思議です。ドコモには有り余るお金があります。国際感覚が日本人に馴染むまで、まだ時間が掛かるのでしょう。ソニーに板ガラス、別に日本人が会社の経営者でなくても良いのです。新日鐵と銀行の株式の持ち合い活動がもたらした結果は、失った筈の時間を追い求める動きですね。鳩山総務相が取っている行動は僕には理解できません。一国の総務相なら大臣らしく、アジアの情報網構想でも立ち上げるスケールを持って欲しいものです。それを決着が付き民営化された会社に苦言を呈するとは…。この国の末路が見えますね。
かたる君は外人嫌いです。だから周りの証券マンが、今朝の外人動向は…なんて言うと馬鹿な連中だと思っています。しかし現実は外人投資家に翻弄されています。仕方なしに米国経済をみるようになりました。FRBの動向は日銀以上に興味を持つようになりました。そうして今回の政権の逆転劇で、初めて米国にも意見対立があり、主義主張が大きく違うんだな。と感じています。共和党の政権下と民主党の政権下でこんなに政策が違うとは…どうも私は市場原理主義者のような考え方をするようです。GMなどの救済は保護主義の代名詞です。何故、世界がこのような救済を容認しているのでしょう。
市場経済は効率化競争に負けたら、延命をするのではなく淘汰し、切磋琢磨してより効率的なより豊かな社会の構築を目指すシステムのはずです。だから倒産を容認して負け組みの人も再びチャレンジできる仕組みを構築した筈なのに…。
今回のFRBの行動がうれしいのは、オバマ政権との確執があるのでは…と疑っていたのです。しかし現実は果敢な国債買い入れを実行しました。インフレターゲット論を主張したバーナンキらしい政策です。市場は日経新聞の社説のように馬鹿にするでしょう。しかし民主党政権下でもバーナンキは不退転の決意を表明したようなものでしょう。これで緩む場面は絶好の買い場になりますね。
IRNETを毎日読んでくれている人は経済が分かるようになると思います。素人の私が理解できる話を選んで書いています。毎日の小さな利益で満足するのが株式投資ではないでしょう。金融相場、業績相場、逆金融相場、逆業績相場の繰り返しの景気変動の中で、大きなサイクルの流れを理解すれば、どのようなことが起こっているかわかるように作られています。仕手株や一時的な話題株などは、所詮、沈む運命にあります。今の場面は、市場が政策を笑うわけですね。しかし、やがて市場は政策に勝てないことを知る事になるのです。相撲もどんなスポーツも、旅行も歴史を勉強すれば別の視点で旅が出来ますし、相場も同じです。奥の見所を噛み締めて、時代を楽しんで生きて行きたいと願っている次第です。
投稿者 kataru : 15:58
2009年03月15日
お散歩
今日は先ほど散歩に出かけました。昼下がりのポカポカした一日でした。僕の住んでいるマンションから隅田川沿いに永代橋のたもとまでブラブラと…。
しかし花粉症の僕は、花粉が髪の毛に付くのを防ぐ為に帽子とメガネに、マスクは必需品です。今日は風がなくお散歩日和です。道行く人はまだ防寒具を身に付けていました。
季節感と、ちぐはぐな姿はこの時期特有の現象でしょう。
残念ながら、さくらは既に7分ほど散っていました。最初に遠くから見た時は3分咲きかなと思ったのですが、逆でしたね。この種類のさくらはなんと言う種類でしょうか?
ネットで見たら…寒桜と呼ぶらしいですね。この種類です。毎年3月の上旬ですから。それとも江戸彼岸かな? まぁ、兎も角。門仲の栗やさんまで散歩です。永代橋を渡り歩道を歩いていたら…歩道橋を渡る事になりました。その歩道橋は古いものらしく、錆が目立ちます。このまま補修工事をしなければ、その内に落下して事故になるかも…。考えてみれば日本のインフラ整備から50年が経過します。全国にはたくさんの橋などがあるのでしょう。きっと安全上の問題を抱えたものが多く存在する筈です。
この季節、毎年のことですが道路工事が目立ちます。減ったとは言え、依然、硬直化した予算は無駄な投資を生むのです。どうして補修の方に力を入れないのでしょう。それとも掘っては埋める道路工事は本当に必要な工事でしょうか? 途中の工事を見て交通整理の為に、なんと6人もの人が割かれていました。ブラブラ暇そうにおじさんが仕事をしています。どう考えても半分に減らせる場所です。きっと、安全対策上の規則が存在するのでしょう。そんな風に思いながら街を歩いていると、途中で焼き鳥におばさんの店に…しばらく食べてないので、なんこつを買いました。僕はレバーが嫌いなのですが、かみさんは食べたいと言い共に買ってきました。しかしあのなんこつは間に挟んであるささみは必要ないのに…とおばさんに話すと、どうも何処からか材料を仕入れている場所の方針のようですね。
今日は縁日のせいか、門仲の通りは出店が並んでおり、人が多く歩いていました。門仲は色んな人が大勢来るようです。だんご屋さんやお菓子を売る店など…兎に角、毎日がお祭り状態です。門仲はそんなイメージですね。今日は富岡八幡宮のお神輿は、普段は硝子ケースの中ですが、そのケースが外され公開されていました。あの大きなお神輿は佐川急便の佐川清さんが寄贈したものです。確か数億円するのかな? ダイヤやルビーが飾ってありますが、重くて担げないのです。1回か2回ぐらい担いだのでしょうか? バブル全盛の頃の話しです。東京都庁もバブル期の産物です。
隣の栗屋さんへ、一時は毎週、買って食べていましたが、最近はテニスに行かなくなったので車に乗る習慣がなくなり自然に買わなくなりました。この栗屋さん、今は春のセールを実施しており20%の増量キャンペーンです。ところが驚く事にさらに30%の増量券を又くれるのです。今度、この券と先に使った増量券を合わせると50%増しになるとか…おいおい、いくらなんでもそれじゃ喰えるのかな?と心配になります。僕の好きな甘栗の店が潰れると困るのです。帰りになくなった寝酒を…。昔はお酒を飲まなかったのですが、最近は毎晩、飲むようになりました。僅かにコップに一杯ですが…。夕食時は焼酎を今は屋久島の三岳という水みたいなものを飲んでいます。鹿児島、芋とか…色々です。夜は、本当はブランディーが良いのですが高いので、今日はウイスキーのオールドパーを買いました。昔と比べ安くなりましたね。安売りの店の為か4200円ほどでした。かみさんが明日からハワイに行くので、帰りにレミーマルタンのXOを注文しました。でもお酒の味は分かりません。よくワインに詳しい人が居ますが…。この料理には何処何処の…。
僕の性格はあまり拘りがないようです。生き方には拘りがあるのですが…。
この性格が最近は苦痛に感じます。昔は一所懸命に生きることが良い事だと思っていたのです。丁度、サラリーマンを辞める切っ掛けも、一所懸命に生きる為でした。でも何度、乗り越えても再びのしかかる壁は高くそびえます。昨日、NHKを見ていたら喉自慢のチャンピオン大会がありました。あまり上手くなかったですね。僕は優勝した彼女が最初に歌う時に聴いてなかったのですが、果たして優勝したほうが幸せかどうか…。人生は狂うことがありますからね。人生は面白いものです。そうそう、あの番組でも歌っていましたね。コブクロの「ここにしか咲かない花」を今も聴いています。やはり本物の方が数段、上です。このほかに、蕾、風見鶏、Flagなどが好きです。かみさんは、あの後、ジェロの特集を見たらしく「水鏡」と言う歌が良いと言っています。仕方なくネットで先ほど購入しました。200円です。便利な世の中になりました。すぐに好きな曲がダウンロードできます。
時代が流れ、新しい息吹きが芽生えるのでしょう。
投稿者 kataru : 20:56
2009年03月08日
今野敏
最近は相場も暇で…株式市場を考えても仕方ない状況が続いています。暇な時は本を読みます。株屋の僕は新聞雑誌など…どれくらい読むのでしょう。情報を集める為にかなりの量を読んでいます。新聞だけ一日に目を通すのは6紙ほどかな? 他に雑誌もかなり目を通します。商売だから仕方ありません。最近は目立った作家が居なかったのですが、近年有名になってきたのか? 丸善に並んでいた新潮文庫の「隠蔽捜査」はヒットです。この本は自分の欲望と人間の理性のハザマに揺れる心が焦点になっており傑作のひとつでしょう。お薦めです。これは590円(先ほどみたら620円に値上げです。)だから安いほうかな?
最近の本は高くなりましたね。デフレ環境なのに…本だけはインフレの世界のようです。きっと本を読む人間が少なくなったのでしょう。しかし小川是(ただし)さんが証券局長時代に語っていました。「私は証券界のことが分かりませんから、株の小説を何冊か読んで勉強しました。」と語っていました。エリート官僚らしい発言です。現場の人間からみれば、この馬鹿やろう、そんな本ぐらいで証券マンの世界が分かるか!と反論をしたくなりますが、一理あります。その後、彼は珍しく事務次官まで上り詰め、渡り鳥の姿に変身して退職金だけでも、相当な金額をもらっています。国税、JT、横浜銀行ですからね。
さて今野さんの話です。
先ほど、検索したら彼のホームページらしきものを発見しました。そうして二度ビックリです。彼は空手家のようで…今野塾を主宰しているようです。なるほど…それで中央文庫の孤挙伝になるのですね。私はこの主人公の朝丘剛が変身していく生き方が面白いですね。彼が実際に空手をしてなければ分からないような専門的な知識が本にあふれています。面白いですね。兎に角、一度、隠蔽捜査から読んで見ると分かると思います。
疲れたら、自然に接し田舎の空気に触れればいいのでしょう。最近は落語に嵌まりそうです。先日は菊乃丞と花禄の二人寄席に行きました。ホリエモンと同じ年代です。人間の生き方は面白いですね。いろんな人生があります。良かったら、是非、隠蔽捜査を…きっと虜になるでしょう。
投稿者 kataru : 21:03
2009年03月01日
心を自然へ
客観的にみるならば、こんなに面白い場面は一生に一度、味合えるかどうか…。人生の転機と言っても過言ではありません。しかし当事者の心の中はひどいものです。
日本が先行してバブル崩壊し、その処理に追われ、なんと未だに掛かっているのです。20年ですよ。一般的には2003年に終ったと思われていますが、みずほをはじめ、りそななどは未だに公的資金の返済が済んでいませんからね。みずほの場合は公的資金の返済は済みましたが、2003年に募集した1兆円の優先株の処理が済んでいません。同じことがアメリカ発で起こりました。サブプライムローンから金融デリバティブの処理ですね。この対応をアメリカでは模索している最中ですが、イギリスではバッドバンク構想で対応しているようです。今日の日経新聞にはRBS方式が載っています。10%は銀行の責任で、残り90%は政府の責任。良い方式です。何故なら金融機関の自己資本比率規制は概ね10%だからです。
昨日の日経夕刊を読んで思わず笑い転げました。FRBの元理事のフレドリック・ミシュキン氏がNYで講演をして、「日本は大馬鹿やろうだ」と日本の金融・財政政策を批判したというのです。まさに市場原理を無視した非効率な政策運営をするから、日本の社会はどんどん萎縮していきます。行動が制約されれば、国は疲弊するしかありませんね。サラ金法の改正に始まり建築基準改正法、金融商品等の販売法など…数え上げればキリがありません。今、問われている薬事法も確実にネット販売は禁止になるしょう。
法律制定の狙いが違うのでしょう。
国民生活を豊かにするためではなく、自分たち監督者に害が及ばない為の後ろ向きの法律だから、全ての行動が制約されるように作られるのです。金融商品販売法下で、投資信託を買ってみれば分かります。この商品は元本割れの可能性があり、利息ももらえない可能性があります。お金にしたくても出来ない可能性があります。…など、さんざん脅してそれでも欲しければ署名、捺印をして購入は自己責任です。一度や二度ならいざ知らず、なんども繰り返し問われるのが金融販売です。何処の世界でこれほど馬鹿な販売をしている国があるのでしょう。家電製品を買う時に性能説明のほかに、この商品が火を噴いてお宅が火事になっても我々の責任ではありません。爆発の危険があります。などと言って書面の提出を求めますか? いやはや…。株が下がると愚痴ばかりで…。
景気を回復させることは簡単です。政府はなんだって出来るのです。
今、僕らはネットのおかげで世界中の株を買うことが可能になっています。しかし概ねアメリカのユダヤ金融が試練を受けていますから駄目なのですが…チャンスでしょうね。シティーバンクは自分で犯した過ちですが、バンカメはメリルを買収した為に苦境に陥っているのです。だから救われる可能性が高いと思います。そう考えると、今、ファイナンス中の野村も同様ですね。しかし日経ヴェリタスが主張する純資産価値など意味がありません。日経新聞は野村の朋友ですから…。テレビ東京を見れば分かります。三菱銀行が純資産価値を下回り、しかも僅か10%の希薄化で下げたのですから…野村は40%ですからね。あと数日ですが…恐い株です。だから野村の手腕が問われます。
この純資産価値を大幅に割り込む会社がたくさんあります。歴史の古い企業は簿価も低い筈です。更に良い場所に資産を持っていますね。メーカーより非製造業の方が消費者に近い場所に資産があるでしょう。私には三菱銀行が純資産以下に置かれている現状を思うと、異常な株価に見えるのです。三菱銀行は都心の一等地に、自前で店舗を構えていますね。みずほのようにバブルの清算に苦しんでいるわけではありません。ガードが甘いとすれば高値で株式の持ち合い要請に応じたことでしょう。この程度は許される。同じく日経を読むと郵貯が民間企業の要請に応じて出資すると言います。
ここが重要です。
郵政民営化の素晴らしい点は、預かり資産が効率的に運用されることです。1989年までは政府に任せておけば大丈夫だったのですが、1985年前後を境に日本の官僚はアホになりました。大蔵省のノーパンしゃぶしゃぶ事件を見れば分かります。モラルを欠いて国のお金の統治能力を失ったのです。だから郵政のお金を財政投融資に回し続けると、日本国が疲弊する時間が早くなり、すぐに駄目になるのです。郵政民営化の一番良い所は、資産運営の効率化されることです。何故、未だに郵政民営化を巻き返そうと、彼らが企んでいるのは予算配分権の問題ですね。小泉改革の行き過ぎもあるでしょう。私も当時、竹中批判をしていましたが、それは方法論の問題であって、考え方の根底は変わりません。
日経ヴェリタスのGSのアビー・コーエン氏の見方を支持します。その通りだと思います。彼女の意見をずっと読んでいますが、彼女の主張は正しいと思いますね。確かにGSやMSに比べ商業銀行の株価は弱いので、同じく日経の高井さんが「カード大国、仁義なき回収合戦」の懸念もあります。しかし彼は市場の動きを見ているでしょうか? やはり株価は時代の鏡です。JPモルガンの株価背景を良くみるべきですね。読者に誤った判断を与える内容の報道を取り上げるべきではありません。常に人間の気持ちは、目先的なものにとらわれ、その間違った現象を判断材料に使います。分からなければ時間を置けば良いし…。自然に還れば心が安らぎます。疲れたら自然が心を癒してくれるでしょう。何れ正しく見えるようになります。今日のビスタの原稿はこんな延長戦で、お約束したリストを含め書いていきます。
投稿者 kataru : 09:04