« 2008年10月 | メイン | 2008年12月 »

2008年11月30日

法事

先週の金曜日にシティーバンクが最安値をつけてから2倍以上になりました。このまま米国は金融相場に向かうと良いのですが…果たしてどうでしょうか?

c20081130a.gif

私は義理の父の33回忌に行って来ました。なんでも33回忌を過ぎると全ての罪が許されるそうです。久しぶりの田舎は景色が綺麗で心が癒されるおもいですね。遠くに雪山を見ながら近くの山は紅葉しており素敵な時間を過しました。久しぶりに家族揃って温泉でのんびりしてきた次第です。相場の方も金曜日も米国株は高く5連騰かな?流石にシティーバンクへの政策に信認が与えられたようです。いろんな事を言う人はたくさん居ますが、市場主義は市場の動向を見ながら政策を決めるのですね。それが直接金融を守る事になります。わが国は間接銀行が主体だから…株や土地は関係ないという発言をする人がいますが、株や土地などの資産を継続的に上げないと発展は見込めません。世界中がGDPを増やす政策を競っているのに…日本はどうなるのでしょう。

33回忌と相場の高揚感は天国からの贈り物だと良いのですが…何はともあれ、久しぶりに高揚感を抱く日々を送っています。

投稿者 kataru : 17:37

2008年11月24日

フェルメール

昨日、上野公園へ行きました。実はまもなく終るフェルメール展を見に行こうと思ったのです。何しろ彼の描いた作品は少なく、35点とか36点とか言う説が有力のようですね。この内、今回はたしか7点ぐらいの作品が見られるらしいのです。しかし入場料はなんと1600円と言うから、かなり高いですね。光の影の描写は素晴らしいものですね。確か教科書にも載っていたと思うのです。「牛乳を注ぐ女」か「真珠の首飾りの少女」だったかな?

此方のサイトは素晴らしい

そうして…Wikipediaでは。。。

ネットを見ていたら、先日、フェルメールと思われる作品がサザビーズで入札され、32.5億円あまりの価格が付いたとか…。この話しを読んで大昭和製紙の斉藤了英さんを思い出します。ワンマン社長だったのです。会社を私物化して、個人の趣味でゴッホの「医師ガシェ」の肖像を買いましたね。そういえば、安田火災海上も「ひまわり」を買いました。

一枚の絵が30億円もするのですから、7点だと210億円ぐらいでしょうか?
会期は8月2日から12月14日まででおよそ4ヶ月です。既に入場者は70万人を突破しました。株屋ですから…1600円の70万人ですから11億2000万円ぐらいでしょうか? まだ閉店まで時間があり約100万人いくのでしょうか? 宣伝費はどのくらいでしょう? TBSや朝日新聞社が主催です。第一生命は協賛で他にスポンサー企業がいます。物品販売も好調なのでしょう。

実はかたる君は、まだ見ていません。
昨日、行ったのですが11時の時点で既に2時間待ちでした。待つのが嫌いな性格ですから諦めて…。後日、今度は平日に行こうと考えています。そうして仕方なく、上野の鈴本演芸場に行きました。やはり落語は面白いですね。久しぶりに行きました。馬風はあまり好きな人ではありませんが、相撲界の八百長は、日本の文化だと決め付けていました。八百長は日本の文化か…だから諦めるしかないのかな? 

その話しを聞いていて、株式市場のことを思うと、むなしさが増してきました。確かに昔から、日本には正論が通らないことが多く存在します。「長いものには巻かれろ」とか言いますからね。まぁ、難しいことを考えても自分の力でどうにでもなるものでなし…。
株式市場で勝者になる為には、持論を持っては駄目なのでしょう。「相場に付け」という諺がありますからね。下げ相場に一人で買い向かっても、無駄ですからね。

日本のGDPが伸びないということは、必ず、しわ寄せが起こり歪みが生じます。2年や3年程度なら、人間、誰でも我慢はできます。しかし1989年から下げ続け、もう直ぐ20年ですからね。呆れるばかりです。だんだん余力が乏しくなっています。いつも思うのです。株を上げることも、GDPを伸ばす事も、簡単なことなのに…。
何故、そう言う政策を採用しないのでしょうかね? まもなく、やりたくても出来なくなりますね。残された時間は少ないのに…。

投稿者 kataru : 20:51

2008年11月23日

株式相場を考えると…

株式相場を考えると様々な問題が見えます。何故かといえば、私は買いしかしないので、GDPが増え続けないと基本的に儲からないからです。おそらく多くの投資家は買いしかしたことがないでしょう。昔は信用取引そのものが規制されており最低開始基準は3000万円が一般的だったからです。インターネットの発展と松井証券の誕生により信用取引が一般的な投資方法になりました。手数料が安くなり株式ディーラーと一般の人との差が縮まりました。更に短期投資で成功する人も誕生し多くの若者を惹きつけたのは無理がない現象なのでしょう。「未来かたる」の考え方は既に古典主義の分野ですね。かたるが歩合セールスになったのは誠備グループを主宰した加藤嵩(あきら)に憧れたのが始まりでした。しかし上京してみて仕手グループの実態を知るにつれ馬鹿らしくなり彼らとの距離を置きました。当初は浜松ホトニクスのような素晴らしい会社を応援したいと思って上京しました。

c20081123a.gif

次に相場で負け続ける自分の嫌気が指し、きっと証券知識が希薄だから駄目なのだろうと思い証券アナリストの資格を取る為に勉強しました。そうして再びチャレンジしましたがやはり結果は一緒でした。理由は一つです。政策運営が間違っている為に株が上がらないのです。これに気付いたのがおよそ10年前です。このネットの日記を始めた頃でした。株価が右肩上がりのアメリカと日本の政策の違いは歴然としています。私は子どもの付き合いから、有力な政策官僚の人と時々食事をするようになりました。官僚の本音が垣間見れるチャンスです。彼らも真剣に日本を考えているのは間違いありませんが、市場を全く理解していません。だから権力抗争に追われるのです。何故、彼らの株式取引が禁止されているのでしょう。それはインサイダー情報の接する機会が多いでしょうが、彼らは東大法学部ですから常識はあるでしょう。知っていても取引は普通ならしませんね。

c20081123b.gif
c20081123c.gif


何故、正しい方向に日本が動かないか?
やはりマスコミの存在でしょうね。視聴率を争う仕組みの為の馬鹿番組が多くあります。これほど宣伝しているのに発生する振込み詐欺、この原因は根本を辿れば、画一化教育に問題点があります。中山さんが大臣を辞任しましたが、日教組が教育現場を荒らしたのは明らかです。麻生総理の失言が問題化されていますが、こんなことで大臣が辞めていたら…おかしいですね。すべてマスコミの責任です。一方、使いきれない特別会計の存在があり、中央が予算執行の為に地方が要らないという公共事業投資を強要しています。審議されない特別会計、一般会計化すべきですね。仮に社会保険庁が民間企業なら不二家や雪印のように倒産し社員は路頭に迷っています。公務員の為に職が保証される。どんなでたらめをやっていても許されるという甘えが公務員にあります。

事務次官殺害の事件をみて日本も、そろそろ、ここまで来たかな?と不謹慎ですが、最初、思いました。しかし政治犯ではなかったようです。幕末から明治維新をみると、そろそろ同じ時間が1989年、私は1985年のプラザ合意と思っていますが…経過します。このまま革命を待たないと体制が転換しないのでしょうか? 混迷する政治を見てそう思います。

実は何度か迷っています。「未来かたる」の存在です。もう役割を終えたかな?とも思うのです。かたるは手痛い失敗をしました。そのために多くの方にご迷惑をお掛けし信じてくれたのに申し訳なく思っています。

常に買いを…明日の日本を信じて…

これだけ外れ続けているのだから読者は減っていると思うのですが…依然、かなり多いのですね。今回のビスタニュースの移行で知りました。当初、9月に予定していたのですがサーバーの具合もあり延ばしました。その後も登録がかなりあります。移管当初の1日100や200は予想していましたが、今でも1日10から20程度あるようです。既に登録会員は1万人ぐらい居るのでしょうか? しかし…有料となると、あまり居ません。不思議ですね。料金設定が高いのかな? ビスタの狙いは、かたるの意見は、世の中の一意見で、世の中には優れた意見もあるから、良いものを探し、皆で共有する仕組みを作りたいと思いました。しかし相場が下がり、かたるの収入も激減し予算が続きませんでした。
今でも細々やっていますが…目的を達成されていません。

どうすべきか…。

今日の東京の天気は曇りです。NY市場は財務長官にティモシー・ガイトナー・ニューヨーク連邦準備銀行総裁(47)が抜擢されるようです。若いですね。この世代はネット第一世代ですね。ビルゲイツより、少し下なのでしょうが…
今の世界は「投資銀行業務の意味」が問われています。そうして同時進行に「日本の加工貿易の限界」がありますね。何れも最近かたるが考えているテーマです。今日のビスタの原稿はこれに沿って書きます。今日は出かけるので今晩か明日になるかどうか分かりませんから、会員の人は後で見てください。

金融システムの混乱から世界の世論は市場原理主義が否定され規制の方向に向かっています。
かたるの考え方は市場原理主義的ですからね。なにしろブルドックの最高裁の判決を否定するのですから。世の中は色んな見方があるのです。失敗は失敗、何とか乗り越えて、新しい住みよい国を作りたいものです。共に頑張りましょうね。

投稿者 kataru : 09:12

2008年11月16日

土俵は一緒

今週はレッドクリフを観てきました。
三国志は吉川英治の作品を中学生の時に読みました。劉備玄徳がお母さんの為に、お茶を求めに行く所から物語りはスタートして、張飛と関羽に出会い諸葛亮孔明を三顧の礼で迎え入れるプロセスは非常に感銘深いものでした。しかしレッドクリフは既に国が作られた後の話で曹操と戦う物語でした。戦闘シーンが多く進行テンポが遅い印象を持ちましたが壮大なスケールで面白かったです。シナリオにもう少し工夫があっても良いと思いますが…劇場の入りは良かったですね。流石に宣伝費をかなり使っているのでしょう。第二部は来年の上映だそうです。これだけの人を使うので制作費も莫大なのでしょう。

今度、暇になったらテレビゲームの三国志もやってみたいものです。ゼルダの伝説やファイナルファンタジーはやったのですが…。コーエー絡みの作品はやったことがありません。
最近はまっているのが、サミーのネットパチンコやパチスロです。有料ソフトですが、なかなか面白いのです。昔のパチンコ台があります。平和の相撲とか…三共のパワフルとか…

最近は本を読む時間が増え、2日で1冊程度、読んでいるのでしょうか?
くだらない小説が中心ですが…この年になって、いろいろ考えさせられるのですね。
人生の悪戯というか…やはり運と言うのはあるのでしょうね。楽天の三木谷さんとライブドアの堀江さんと、一体、何が違うのでしょう。やはり運なのでしょうね。やっていることは大きな違いがあるとは思えません。それとも人間的に違うものがあるのでしょうか?

僕は少ない金額ですが自由になる時期がありました。銀座のクラブで一晩に百万円単位で使う人間も居れば、数万円を使う僕も同じ空間なのです。株式相場でも10万円の損金も数億単位の損金も同じなのです。人間の環境において、自分の度量が最後の価値観を決めるのでしょう。度量のない奴が、気取って数億円の大金を失って平然としていても…最後の数万円で勝負が決まります。追い込まれれば人間、お金のタガではありません。
僅か弐千円、参千円の世界でも、数億の世界でも同じなのです。立場が変われば同じ感情の争いなのですね。

証券マンを何年も真剣にやっていれば、お客様の度量に触れる事があります。
こんな経験はしたくはありませんが、追い込まれれば追い込まれるほど、人間性がむき出しになります。最後の一線は越えてはなりません。男がギリギリ耐えられる線で踏みとどまる。最後は人間の誇りも捨てねばなりません。最後の一線を守れるか切れるかどうか。そこで男の価値が決まるのでしょう。今日の前半はしらふ…後半は少し酔っています。
偉そうに…すみません。

投稿者 kataru : 19:37

2008年11月09日

むかつきます。

今週号の日経ヴェリタスを読んで唖然としました。「なんじゃい、これは…」
日経新聞の記者は共産党員なのでしょうか? 
『公的年金 市場を揺らす 120兆円の巨鯨が売り手に転じる日』
記事の内容は一貫して年金の株式運用は間違いだというような内容です。ただ流石に一流記者です。嘘は書いてないし、ちゃんと反論できるように諸外国の例も掲げています。もともと日本の株式運用比率は低く、この機会に株式の運用比率を10%~20%ぐらい上げるのが妥当なのです。それをこのような書き方をして…。奥村や高井と言う記者は…。
マスコミが世論を誘導するのです。その為に異常な法律が生まれています。

サラ金業界の過払い請求問題。誰が考えても契約を守るのが当たり前のルールの筈。それを過去に遡って、今から改正する法律を適用するなどと、寝ぼけた事を実際にやるから景気が低迷し、SFCGのような社会問題が生じるのです。確かに電話口で連日、やくざ的な口調で脅し債権を回収しようとした一部の事例は行き過ぎでしょう。しかしそれを逆手に取ったマスコミは視聴率を優先させる故意の報道により、どんどん社会が歪んでいます。

日経ヴェリタスの今週号は異常ですね。
このタイトルが間違った印象を誘導しています。120兆円は全体の運用額で株式は僅か12兆ほどでしょう。本当に…。裁判なら恣意的な誘導尋問で裁判官から注意を受けます。明らかにイエローカードです。理解力の乏しい国民が間違った方向に導かれているのは何も日経新聞だけではありません。久米さんに始まった人気キャスターは、本当に日本を考えて報道していたのか疑いたくなりますね。茶化しているだけの報道です。面白おかしく…そんな報道ばかりして国民を誘導して、政治を混乱させるのが日本の問題でもあります。テレビ朝日、フジテレビ、TBSと買収を計画したのに、悉く制度の壁を設け既得権を守ろうとするアンフェアな権力者がいるから、日本の単純平均株価は下がり不況感に喘ぐ国民が増えるのです。Jパワーの問題など見ると馬鹿馬鹿しい限りです。

私が盛んに新日鐵の株式持合いを批判してきたのは、株価の値下がりで自己資本を失う銀行問題も背景にあります。市場原理を働かせる市場を創らないと駄目なのです。ブルドックやサッポロビール…今の焦点は、東洋電機? なんとか真剣に経営を考えて欲しいですね。自己保全などをすれば、日本はどんどん衰退化します。護送船団方式や年功序列、終身雇用を維持できるなら持ち合いも良いですよ。何をやっても許されますね。しかし出来ないから、僕等は失われた時代を費やして清算してきたのですよ。本当に日本の経営者もマスコミも現状を知っているのでしょうか? 株でもやって信用取引を利用して、追証の苦しみに喘げば日本の矛盾が見えてきますね。情けない連中です。

投稿者 kataru : 14:34

2008年11月03日

軽井沢

連休は軽井沢に行って来ました。混んでいましたね。この時期にも拘らず、軽井沢銀座は都会のようでした。今年は浅間山に雪がなく紅葉も幾分遅れ気味のようです。見晴台まで行き、神水を飲んできましたが、これで相場観が良くなればいいのですが…。今回一緒に過した仲間は元証券マンのブツブツと隣の浜ちゃん夫婦です。

車の中で「3+2=いくつ?」と聞かれました。
当然、5ですよね。ところが国土交通省、建設省では3+2=3なのです。
理由は帰りの高速道路で実感する事になります。長野から来る高速と上越から高速の車線の数ですね。藤岡かな?で、道路が一緒になるのですが大渋滞です。僕等は熊谷まで電車で行き、熊谷から車で軽井沢に行ったのですが、行きは時間帯が違うので渋滞とは無縁でした。帰りは一緒ですからね。3+2=3の現実に直面しました。

もう一つ、中古車と新車ではどちらが高いでしょう?
ブツブツは何度もいろんな国に旅をしています。誰が考えても新車の方が価格は高い筈なのに、ロシアでは中古車の方が高かったのだそうです。きっと、昔の話だと思うのですが…ブツブツがロシアに行った頃は、労働優秀者?って、言ったかな? その人が優遇されており表彰されないと車を買うことが出来なかったのですね。当然、資格を持たない人が闇で取引をしますからね。中古車が新車価格を上回る現象があったとか…

彼の別荘へ行ったのですが、ロシアではおよそ半分ぐらいの人が別荘を持っているとか…軽井沢では定住者と別荘族の税金が違うのだそうで、固定資産税などが高いのだそうです。維持管理費でかなりのお金が掛かると、株が下がったこともあり、ぼやいていました。
僕たちは彼の庭に落ちた落ち葉を集め燃やしました。とてもじゃないが全部は出来ません。薪割りをやったり、ふだんしないので体を動かすことは、楽しかったです。あれだけの薪がたった2日間で燃えるのだから…定住したら大変な量が必要になりますね。

下がり続ける株と土地、インフレは医療費や介護費など…官が絡むセクターは値上がりのインフレで、資産はデフレの世界。奇妙な事にデフレとインフレが混ざり合う混乱の世の中かな?
久しぶりに自然の中でのんびりと、昼寝を楽しんだひと時でした。明日からまた現実です。今週は大統領選挙ですね。非常に重要な要素です。ようやくヴェリタスなどはサブプライムから投資銀行の問題との認識に変わったような報道内容になってきましたね。兄弟企業とは言えパナソニックが三洋電機を吸収する動きは「加工貿易の限界」を考えている動きに合致しますね。どうなるのかな? 日本は…

投稿者 kataru : 22:40