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2015年02月21日

紙芝居の始まり、始まり…

先ず、お知らせです。昨日よりIRNETはリニューアルしました。トップページの此方にブックマークを変更してください。宜しくお願いします。来週からは此方のサイトは更新されません。今日の市況も、株式教室もコラムも、随時、日付順に更新されます。右の方から、株式教室やコラムをクリックすれば、それだけを見ることも出来ます。

先週の株式教室は、「いよいよデフレ脱却相場」との題目で原稿を書きました。国債金利の急反転する上昇を見て…の原稿でしたね。同時に、PBR1倍以下に放置される株価の原因を、日経新聞は資本コストを下回るからPBRが1倍割れになるとの解説でしたが…カタルはこの解釈が間違っていると思っていました。その為に三菱UFJのROEは8%を超えるのに、何故、PBR1倍以下なのか?…と原稿に書きました。国債相場の反転は1月29日が分岐点です。同時に三菱UFJの株価上昇の起点は1月30日です。見方によれば、1月16日とも言えますが…まぁ、どちらにしても1月下旬です。

ほぼ同じ頃、G20から生まれた自己資本比率規制の強化への対応が2年目を迎え、今年は昨年3月より早く、しかも調整は軽く済み、1月一杯で、ほぼ終了したようです。原油価格の反転も1月28日を起点にしています。要するに、オルタナティブ・ファンドなどの縮小の動きが、大きく影響したと思われます。原油の下げの起点は、米国金融の縮小の動きを反映したのでしょう。多くのファンドのポジション整理に目途がついたのが、その時期だという訳です。色んな理由を付けて解説されて来ましたが、所詮は、お金の流れの話しなのですね。

今週の月曜日に、昨年10月―12月期のGDP速報が発表されました。事前予想より悪かったのですが…相場は、邦銀株中心に堅調な動きに推移しました。この理由はGDPデフレーターの改善です。17年ぶりと言うより、実質的にバブル崩壊以来、初めて…名目成長率が実質成長率を上回りました。カタルは希望に燃え、歩合セールスの道に入りましたが、このデフレ環境の中で逆風が、吹き荒れる中で生活をしてきたわけです。IRNETと言うか…カタルがネットの世界で相場を語るようになったのは、1998年頃の話です。それから毎日原稿を書いたおかげで…自分の考えを整理する事が出来、時には間違った解釈も多く存在しましたが、それなりに成長してきたようです。

相場で多くの人は、儲けることが出来ません。それは仕組みを知らないからですね。市場経済の仕組みを知る為に、最もいい方法は勉強をして、経済研究所など…あるいは一流証券会社に就職する事でしょうが…至難の業ですね。ハードルは非常に高いのでしょう。カタルは地方の証券会社出身で、実務経験から失敗を繰り返し、いろいろ学んできました。でもネズミの迷路のような試行錯誤を繰り返すより、先人の教えを学んだ方が、どれ程、早い事か…しかし多くの本は、みんな嘘ですね。書いている本人が分かってないのです。その証拠に、儲けている人は、皆無に近いですね。仕組みで他人を騙して儲けた人は何人かいます。しかし勉強をして相場を当て続け、儲けた人は米国には存在しますが、日本ではいませんでした。

ようやく、カタルも入り口に到達したような心境です。GDPデフレーターが順調にプラス乖離するかどうか、まだ政策次第なので分かりませんが、ようやく、矛盾の修正が始まります。日本に於いて、ようやく資産効果を発揮できる環境が整ってきたようです。ダヴィンチの金子さんは正しかったのでしょうが、落とし穴に嵌りましたね。今でもおそらく地方の不動産利回りは10%を大きく超えていると思います。だから本来なら、金利裁定の動きが拡大し、不動産価格の上昇に繋がる筈です。昨年は北陸新幹線の影響で、金沢駅西口が上昇していましたね。本来は利回り裁定から言って、地方の高利回り不動産は価格が押し上げられ、投下資本利回りは下がります。金融機能が正常に働けば、安い金利でお金を調達して(国債金利の上昇)、不動産投資が活発になる訳です。(リート利回りの低下)

問題は、日本と言う国に、投資を受け入れる魅力があるかどうかです。この魅力とは、未来に対する「夢」ですね。日銀は物価目標を打ち出していますが…、資産効果を期待させることが出来るかどうか…なのですね。お金は儲かる所に、集まる訳です。原油価格を見ても分かりますが…お金と相場と言うか、市況は「鶏と卵の関係」ですね。相乗効果を発揮するのが期待インフレ率なのです。この期待インフレ率は、名目GDPと実質GDPの鞘で生まれるのですね。日本は長い失われた時代の経過があり、中国の文化大革命と同じ状況下にあるのです。その時にベルリンの壁が崩壊し、鄧小平は「富める者から先に豊かに成れ」と格差拡大を認めました。故に固定資本投資が起り、世界でも稀なスピードで高い成長率を維持できたのです。かなり噛み砕いて解説していますから、皆さんにも分かりますよね。固定資本形成とは、公共投資と考えても良いのですよ。道路や鉄道、港湾設備に電力や通信の整備など社会インフラ投資と置き換えても構いません。

今、先進国はユビキタス時代を迎え、クラウド環境の整備に躍起になっています。通信会社の4G投資も光ケーブルもその範疇です。スマートコミュニティーの源は、情報の利用なのですね。カタルは米国のナスダック市場の最高値更新に関心を持っているのも、理想買いから(ITバブル)、現実買いに変わる瞬間を意味しているからです。だからその前に日本は早く、信用創造機能を復権させないと、世界の成長に付いて行けないのです。ようやく名目数字が実質値を上回り、邦銀株の株価修正が始まったのですね。歴史的な転換位置に、今、我々は生活をしている訳です。確りと時代を見極めてくださいね。

おまちどうさま…いよいよ紙芝居の始まりと…述べましたが、この事を指します。確かにカタルの予測より、市況の上昇は緩やかです。不動産賃料を見ても明らかですね。最初、カタルは株屋らしく、直ぐに2007年の再来を読んでいました。だからケネディクスの収益も、直ぐに一株利益が100円台に入ると思っていましたが…でも、実際は緩やかなものですね。しかいようやく邦銀も、水準訂正をスタートさせましたからね。

かたるは何度も、銀行も証券も同じ事です。カタルはハイリスク派だからケネディクスを選択していると述べています。同じことなのです。株価の上昇スピードが、なかなか上がりませんが…時間の問題でしょう。多少もたついても…市場原理は変わりませんからね。資金力があるなら、大掛かりに仕掛けるチャンスなのですが…カタルにはその力はありませんからね。きっと、日本のこの変化に気付き、大手のヘッジファンドが関与してきますね。これはもう決まっている事なのです。問題はいつか?と言う話だけ。そう遠くない近い未来に起る現象でしょう。

株式投資で儲けられるかどうか…は、銘柄を当てることではないのです。この意味を何人の人が理解しているかどうか…。大きな勝負をするに相応しい銘柄とチャンスをどうやって活かすか…この活かすに掛かる訳です。多くの人は折角のチャンスを見逃すのですね。カタルが上京して26年になります。じっと辛抱した時間が26年間、毛沢東の文化大革命と似た現象ですね。非常に厳しい「厳寒の期間」があるから、春は一斉に華が開くのでしょうね。鄧小平が中国を躍進に導いたのは、周恩来の布石がありました。毛沢東から守り通したから、中国の現在があります。

まぁ、先の事は政策次第なので…何とも言えませんが、今は久しぶりに、晴れ晴れとした気分が続いている今日、この頃なのです。2月16日は、きっと記念すべき一日ですね。果たして日本株は38915円の奪還を、いつ達成できるのでしょう。この水準を達成したとしても、世界からみれば…周回遅れですからね。今週末の日経採用銘柄のPERは再び下落し、15倍台に下がりました。ROEは若干上昇しています。経営者の意識革命が続けば…日本は世界でも、類をみない高成長を再び取り戻せるのでしょう。その原動力は、やはり人材ですね。優秀な奴は本当に少ないですからね。それでは、また明日。

投稿者 kataru : 11:19 | コメント (0)

2015年02月14日

いよいよデフレ脱却相場

カタルは国債長期金利の急低下と急上昇を見て、日本はデフレ局面を明確に脱しつつあるのではないかと…考えています。所謂、安倍さんの公約である「脱デフレ」の成果が出つつあると考えています。理由は批判の多い、日銀の異次元緩和から、ハローウィン緩和による効果がようやく表れ始めていると思っています。2013年春に実施された異次元緩和の導入で三井住友銀行を中心とする金融機関による長期国債の売却で、金利は一時急上昇しました。しかし明確な脱デフレと言えば、国債金利は2%の壁を破ることが求められます。つまり名目成長率が大きく上昇する訳ですね。2年目を迎える賃金上昇の流れは、その原動力の一つです。

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名目を大きく押し上げる背景は、新時代革命のスマートコミュニティーの発展により、世界の…人類の進化が大きく進むのですね。その為に世界の金利は上昇するものと思われます。今は歴史的な量的緩和時代、このピークを、今、通過したと考えています。ベルリンの壁崩壊から始まった新興国の台頭と言うパラダイムショックに翻弄され続けてきた日本は、全ての仕組みが変わりました。60年ぶりと言うJA改革は、その象徴的な現象の一つですね。そうして0.2%と言う国債金利の低下、今では、マイナス金利などと言うバカな論理が、垣間見られますが…この歴史的な現象がターニングポイントになるのでしょう。正常な利回り裁定が起こるなら、調達金利は上昇する筈です。

日銀自らが危険資産である株式やリートを購入しているのは、ある意味で価格保証ですね。日銀がこの購入を止めるまで…あるいは、買い入れた資産を民間に売却し、それが完了するまで、これら資産価格の上昇は続くのでしょう。その様子を表したのが国債金利の動きとも言えます。カタルは異次元緩和導入から、直ぐに、今の相場の流れを感じ取りましたが、実にまもなく2年の歳月を要したことに成ります。カタルの大きな読み違いは米国景気の回復と外人投資家の動向の読みでしたね。

当初、異次元緩和は円安と言う副作用とも呼べる現象を、株価が優先して織り込みに行きました。米国景気の回復もあり自動車を中心とする外需依存銘柄の上昇ですね。円安効果により企業業績が膨らんだからです。しかし本筋は日本の「デフレ脱却」なのです。ようやく、最近になって、おかしいと…思っていた株価の修正が始まったようです。邦銀株の上昇は、まさにその代表的な事例ですね。本来、日銀券をばら撒けば、日銀券は劣化し、資産価格は上昇します。ところが長く続いた構造改革の為に、誰もが日銀の行動に疑問符をつけ、批判を続けています。その為になかなか金利裁定機能が動き出さないのですね。そればかりか…目先論理で、計算に合わない国債を求め買い入れる有様です。それが先頃付けた0.2%水準の国債金利ですね。しかしここに来てようやく金利裁定と言う市場経済では常識的な現象に回帰し始めたようです。

リートの利回りは低下し、国債金利は上昇する。不動産価格は上昇し、株価も上がるのです。日銀が資産価格の上昇と言う期待インフレ率が生まれるまで量的緩和を実施続ければ…やがて劣化する日銀券の信望は、失われ始めるでしょう。公務員や年金生活者優位の政策から、働く若者優位の名目成長率を重視する正常な経済成長に突入しますね。これは一つの歴史的な変わり目です。ベルリンの壁崩壊から始まった、「モノ」の価値観の変化ですね。EMSと言う受託生産製造の流れがピークアウトするのです。アップルがフォックスコンに生産委託した現象ですね。TSMCなどのファンドリー企業のピークアウトと考えても良いでしょう。モノへの価値観が変化し始めているのです。

この背景はインターネットの発展でクラウド環境が整備され、人類の価値観が大きく変化し始めている表れだと考えています。最終的には、有意義な時間の共有であり、物から文化への傾斜を示します。スマフォのゲーム産業のROEをみれば分かると思います。知的への要求など…、目に見えない付加価値が大きく評価される世界です。カタルが007に高評価を与えている理由の一つでもあります。既に何度も述べていますが、先ずは信用創造機能の復権、信用創造ですね。具体的には株価の上昇や不動産の上昇と言う二大資産価格の上昇です。そうすると、社会にユトリが生まれ、冒険が可能になります。

カタルが金融庁批判を長く繰り返してきたのは、清貧思想が行き過ぎると、人々は委縮し積極的な行動が阻害されます。そうして些細な現象を、社会が一斉に批判しますね。NHKが、たかが万引き程度のユーチューブ映像を大げさに報道し、警察が血眼になって犯人捜しをするような非効率極まりない現象になって現れています。すべて清貧思想の蔓延に由来します。社会にユトリがないのです。もともと道徳などの教育制度が問題ですね。躾は小さい時の教育が大切なのです。英語教育など、どうでも良いのです。先ずは人間としての基本的な資質を育てる昔の「修身」のような教育が必要なのでしょう。これは日本社会の原点ですね。

相場はようやく、正常化への道を歩み始めたように感じています。そこで…何故、三菱UFJやみずほが、安いままの市場評価なのか? 昨日の日経新聞に資本コストを下回るとPBRが1倍を割れるとの考え方の基本が述べられていました。もっともらしい解説ですが、三井物産を始め、どうしてROEが10%以上なのに…PBRは1倍以下なのでしょう。企業経営者の怠慢ですね。村論理で守られていたので、経営者はその歪みを正さなかったのです。ユナイテッドアローズがABCマートにTOBを掛けられ、買い占めにあったのは最近の事例です。それに懲りて…今回は企業業績が悪いのですが、自社株買いを実施しましたね。このような企業は調べたら、100社程度、存在しました。ROE10%以上でPBRが0.8倍以下の企業群ですね。更にPERと言う20倍以下と言う箍も設けました。故に住友商事は外れましたね。一時的な損失の為にスクリーニングから外れました。それでも100社もリストアップされるのです。時価総額上位の銘柄をアップしました。

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しかしスチュワードシップコードの導入や三菱UFJの委員会設置に代表されるように、社外取締役の法令化の動きにより、グローバル基準の導入が加速します。故にROE経営が定着しこれらの銘柄も、何れ株価が是正されるのでしょう。ただ安いのは訳がありますから時間を要するでしょうね。

おそらく…資産価格の上昇をテーマとする相場の流れは、続くのだろうと思いますね。異次元緩和に実施から、2年遅れの政策の表面化を、市場は評価するのでしょう。邦銀株やケネディクスなどの株価ステージが大きく変わる局面と考えております。果たして、この考え方は間違っているかどうか…どっちにしても、夏までには真価は明らかになるでしょう。本当は2012年10月から異次元緩和実施で、円安効果の銘柄から内需に転向するのが正解だったのですね。それをカタルは脇役の円安効果を読み違え、本筋を強調するあまり、待たされ続けたと…現在は考えています。単なる配当狙いの金利裁定なのか…まだはっきりしませんが、2年も経過しているので「デフレ脱却」の資産効果を評価しても良いですよね。やがて邦銀株も東京海上の様な動きに変化し、2006年~2007年の高値を奪回するのでしょう。本筋は、故に、トヨタの売却から三菱UFJの買いなのでしょうね。それでは、また明日。明日は007の決算を考える予定です。

投稿者 kataru : 13:09 | コメント (0)

2015年02月07日

空売り比率とROE

今日は…じつに困りました。頭の中の…事前予想の原稿を書こうとデータを集めていたら、データがカタルのイメージ通りにならないのですね。その為に、何故?…と考えており、追加の様々なデータを集め、グラフにしたりして検証していたために、時間切れになったのです。既にお昼寝の時間を過ぎ眠くなっており、原稿を書く気力もなくなっています。その為に一つのグラフは、カタルの推測を裏付けており、それを示して本日は終了します。実際に原稿を書いていると、様々な事があるのですね。

仮説の一つが、最近の日経平均株価の高止まりの原因です。

個別の個人好みの人気株の相場は弱いのに…指数、例えば日経225銘柄などは日銀のETF買いなどにより、価格が維持されていると思われます。その為に先物指数による上下する相場と…よく表現されている訳です。別に先物が相場に影響を与えているという意味だけではなく、指数の売り買いにより相場が上下に揺れているから、簡単に一般的には指数売買による影響を、先物による影響と言う場合もあるのでしょう。実際は、厳密に言えば違うのです。先物相場の先行による上げ下げと言うのは、普通は大証の日経先物を買ったり、売ったりして、この動きに連動し、裁定買い残が減ったり増えたりして、株価が上下する様を、厳密に言えば、その事を示しますが、言葉のあやの中で、「先物による上下…」と表現する広義の意味で、指数全般を指し、個別は賑わってないが、日経平均株価採用の高株価銘柄などが上下して、日経225が大きく動く事を、証券マンは一般的に、先物相場による上下と…表現していますね。

本当に良い相場の時は、規制銘柄がガンガン生まれ、スター株が誕生する個別相場を示し、今のような全般ムードによる上下の相場を、一般的に先物主導の指数連動相場と表現しています。分かりますね。

でも最近は、企業業績の影響を受け、ソニーや日立の様に上下しています。しかし大きな波及効果はないですね。スター株が生まれていませんね。ソニーがどうなるか分かりませんが、既にかなりの乖離状態です。一般的には危険ラインですね。実は最近は26週乖離(200日線乖離)が高止まりし、25日線乖離がマイナスの局面が多いのですね。下げそうで下げない相場であり、この影響は日銀などの指数買いによるものと思われます。その為にその影響度を現れているのが、空売り比率と言うものです。先日も観ましたが、1月の統計値が発表され、改めて、その様子を見てください。ご覧いただくと分かりますが、昨年のハローウィン緩和以降、日銀はETFの買い入れ額を増やしています。その影響が空売り比率に影響を与えているものと思われます。

事実、規制ありの、アップティック・ルールのよる空売り比率が上昇しています。たぶん、カタルの認識で正しいと思うのですが、このアップティック・ルールは、安値を売り叩けずに上値で指値をするわけです。そこに日銀が、株価が下がっているのを見て、ETFを374億円かな?買いに行くわけですね。そうすると指数が上がるので上値の指値の売り物が随時、消化されますね。おそらく、その影響により規制ありの、アップティック・ルール下でのカラ売り玉が日銀の指数買いで消化されているものと思われます。

これはあくまで空売りですから、未来に於いても株価が下がらずに推移すると買戻しをしなくてはなりません。ない株を売っている訳です。実売買のおよそ3割が、カラ売り玉であり、日銀が不退転の態度を継続しm買い続ければ、何れ売り物は切れ、この買い戻し玉が起爆剤になり、相場が二段上げに向かう可能性は、非常に高いと思っています。加えて決算を見ていると…自社株買いの評価方法の変更か…、あるいは好業績によるPERの低下が見られます。先週までは18倍だったものが、今週は14倍台に低下していますね。これはカタルが、以前から、述べているように企業経営者がROE経営に目覚めている可能性が高いのです。

赤字や減額修正銘柄までもが、自社株買いを発表しています。カタルが以前、述べましたね。ユナイテッド・アローズは、昔、安値を放置していたために、ABCマートの株の買い占めに合い、高値で買い戻しています。その羹に懲りて、今回は、業績が悪いのに自社株買いを発表していました。グリーもそうですね。勿論、好業績企業も自社株買いを実施しています。企業の現預金残高は240兆円もあると…年初に、日銀の資金循環の表を提示しています。カタルは今年の予想として、この企業の現預金の行方と当座預金残高の170兆円の資金、更に個人金融資産の1654兆円の金利裁定分が株式市場に流れると…年初に予測を述べました。覚えていますか?

ROE経営を企業経営者が実践すると、この意識革命だけで日経平均株価は38915円の過去最高値を更新しますね。JTの様に、利益率の低い飲み物事業を売却し、効率経営に目覚めるわけですね。つまりPERも低下して行きます。此処に、日銀が買っているのに…空売りが増えているのが現状です。故に日経平均株価が、まもなく2万円を大きく超えて上昇を続ける可能性があるという推測をしている訳です。その様子が、この空売り比率グラフです。

怠け者のカタル君、もう時間切れです。あとは自分で考えてくださいね。中途半端ですが、電池切れ…なのです。それでは、また明日。

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投稿者 kataru : 16:28 | コメント (0)